おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

車を買うゾ!(4)

2005-12-05 20:46:53 | ブログ
パザルジックからペルニックまでは約130Km、途中はほとんど高速道路です(といっても高速道路上を自転車が走っていたり、横断歩道があったりするのですが・・・)やっぱり、突然ガレージを出て100Km/hで走らされるのは老体に鞭打つようなもんです。これはレモント(修理)が必要だな・・・
この時点で、ノタリウスに払った65レバ+自賠責3か月分30レバ、そして道路通行税のようなビネタというシールが1ヶ月で10レバ、あわせて105レバ(7350円)払ったのでした。まあ、これがないと車を運転できないので仕方がない。最低限の必要経費です。

で、これからまだ出費が続くのです。
ソフィアっ子のステフチョは、ペルニック在住ですがIDカード(リチュナ・カルタといいます)がソフィアの住所のままなので、この車を登録するのもソフィアに行かなければなりません。ナンバープレートも「C」(キリル文字でソフィアの頭文字)です。
volvo3401

KAT(交通警察、日本の免許センターと陸運局をあわせたようなところ)にいきました。書類をそろえて窓口へ。やはりいつものごとく窓口の人もあまりよくわかっていないのか「あっちへ行け」「いや、ここじゃない、あそこだ」と歩き回る羽目に・・・。さらに消火器と救命キットを車に備えなければなりません。これがないとブルガリアでは運転できないんだそうです。これが30レバ(2100円)。そして、なんと驚いたことに(!?)ブルガリアにも車検があるのです!あーんなにおんぼろ車(トラビとかラーダとか)が走り回っているのに、ほんとに車検制度があるの!?と疑いたくなりますが・・・・
検査場の入り口にはたくさんの車が並んでいます。ボロイ車もいますが、ぴかぴかのポルシェのSUVもあり、それから、外国から個人で買って来た車もたくさん並んでいるようでした。

車検そのものも、これがまた興味深い!!検査官のおじさんがやってきて一回り見て回り、当然のことながらフロントガラスとそれからランプが切れていることを指摘されました。そして、「横がへこんでいるし、塗装もはげているから直せ」とのこと。うん?この車よりもっとすごい車が平気で走っているのに・・・・。それから少し前進してブレーキの検査、気になっていたのですが、やはりサイドブレーキが引っかかりました。でも、なんとも不思議なことに前輪のブレーキ検査はナシ!!! いいのか?これで?

修理後に再車検ということで一月の車検証をもらいました。この車検に60レバ(4200円)。そんなにかかるのがわかっていたら全部修理してから行くんだった。でもここまでで200レバ(14000円)、ぜーんぶ必要経費です。どんなにいい車を買ってもそれくらいは最低かかるものなのです。しょうがない。それから、この検査とは別にもうひとつ別の車検があるのですが、(毎年受けてシールをもらわなければならない)それもやっぱり後輪のブレーキしか検査しなかったんですよね・・・

さらに他人名義の車を運転するにはノタリウスに行って委任状を書いてもらわなければなりません。これが6レバ。本当にいくらかかるんでしょうね。予算内に収まるのかな? 車の修理にも、おもしろいこと(?)がいろいろありそうです。

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医食同源?こレバーうまい(?)

2005-12-02 21:05:35 | ブログ
いまだにレストランに行ってメニューを見ても全部の意味がわからない私ですが、言葉が少しずつわかってくると、セルビチョール(ウェーター)に聞いて説明してもらうという芸当(?)も身についてきました。それでも、分厚いメニューよりも品目の少ない店のほうが注文しやすい(決めやすい)のでやっぱり楽です。

ソフィアで住んでいたアパートの目と鼻の先にカフェができたのですが、近頃は飲み物だけでなく軽食も出すようになりました。どうもゴトバチカ(女性のコックさん)を雇ったようで、キョフテ(ハンバーグのような肉団子)、サラダ、シュケンベ・チョルバなどのスープ類、そしてパルジニ・カルトフィ(フライド・ポテト)など結構本格的です。しかし、もうひとつのお勧めメニューは「ドロップ」。何?これ??なんだかわからないものがあると試してみたくなるのが心情です。
でも、これは友人の会話から意味がわかりました。
友人のエミリアが、
「ブルガリアはボウキ(病気)が多いのよー。サルツェ(心臓)とか、飲みすぎでドロップが悪くなったりとか・・・」
そうか、ドロップって肝臓のことか!!つまり、レバーだ!! ひとつこうしてなぞが解けるとなんともうれしいものですが、しかし、ここブルガリアではどうやって食べるのかな? 
案ずるより何とかで、まずは注文してみることにしました。
「きょうはピレシュコ(鶏)のドロップしかないけどいい?」 もちろん、いいですとも。
パンとビールと一緒に注文して、少し待っていると、出てきました、レバー煮です! ブルガリア料理らしく塩がきいていてたまねぎと一緒にレバーを煮て、それにマグダノス(パセリ)がのっています。おいしいー!! 周りの人たちはこのレバー煮にリューテニッツァ(辛目のトマトソース)をかけています。

実は私はレバーは苦手なのですが、これはおいしい!! ほかのメハナやカフェでも、結構このメニューをおいていることに気づきました。よく見てみるとこれはパンと一緒に食べるランチメニューとして多くの人が楽しんでいるのでした。

drovche

ペルニックに引っ越してから、この街で一番おいしくておしゃれでサービスもよく、しかもそこそこ安いと評判の「エベレスト」というレストランでも試してみました。「パルジン・ドロップ」つまりレバー揚げです。熱々に塩をぱらっとかけて食べてみましたが、「ンームァッ」(結構ブルガリア人、よくやりますよね、鉛筆を握る3本の指の形でする投げキッスのようなこのしぐさ)「オーイーシーーーッ!!」
どうして?煮てあるものよりももっと「レバー」なのに・・・・あまり臭みがなくかえって旨みがあります。こっちの鶏のほうがいいもの食べてるのかな?

ところで、日本でランチに食べるレバー料理ってありましたっけ? レバーというとどうしてもビールなどのお酒のつまみという感覚があるのですが・・・でも、ここはランチから(というか1日中)ビールを飲んでいる人がいるので、いいのかも。医食同源で問題のある臓器を食べるといいという話を聞いたことがありますが(ほんとかね?) でも、あんまり飲みすぎて自分の「ドロップ」に問題を起こさないようにネ!!
(余談ですが、この「エベレスト」、「ムザック ナ アグネ」つまり、羊の脳みそもメニューに書いてありましたが、やってないとのことでした。ちょっと、コワいもの見たさで興味があったのになあ・・・・脳を食べると頭がよくなるのかな?でもブルガリアで羊はのろまの象徴だから、ドンクサくなるかも・・・)

コメント (3)
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