~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

パリを想う

2015-11-16 23:04:34 | 日記

子どもの頃から21世紀は科学の時代だと思ってました。

でも、21世紀は科学の時代ではなく、深い祈りの時代

だったと知りました。

パリの悲しみが難民の不安が、伝わってくるようです。

花も草も、動物も昆虫も、みんないのち一杯生きて

いるのに、なぜ人間はいのちを粗末にするのでしょう

自分のいのちも、他者のいのちも…

宮沢賢治の『世界がぜんたい幸福にならないうちは

個人の幸福はあり得ない』

この言葉を、誰もが心の端っこに持っていたら

何も出来なくても、世界は変わるかもしれない…

私達は、祈りの時代を生きている

今日も

明日も…

 

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祈りとは

2015-11-14 23:37:50 | 日記

「祈る」を書きながら、どうしてこの字はこんなにも

難しいんだろうと思い、何度もやめようと思いましたが、

なぜ書けないのか、今頃になってぼんやり分かって

きました。

「深き森の語らい」の中のお二人の対談にハッと

させられました。

初女先生:祈りって、やっぱり自分を超えたところ

       ですね。

       自分があるうちはダメでないかって、

       いつも思うんですよ。自分がなくなった

       ところで本当のお答えが出てくるように

       思うんですね。

ランディさん:でも、自分はありますよね。こうして。

初女先生:そう、かたちはね。

       でもねえ、私、という、言葉を超えた、

       いのちの筋っていうようなものが心の奥に

       あると思います。

この短い会話が、どれほど深いものか、ようやく気が

つきました。

「いのちの筋」これが頭ではなく、実感として

分かった時に、新たなる一歩が踏み出せると

思うのです。

「祈」もああ書きたい、こう書きたいという自分が

あったから、あんなに難しかったんですね。

自分がないところで書かないと、祈りにならないのか…

深い、深すぎる…

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「祈」を書く

2015-11-13 23:52:01 | 日記

1月の書展に向けて、「祈」を書きました。

水曜日に先生に見て頂き、「これで行きましょう」という

お言葉を頂き、ほっとしました。

かれこれ180枚は書いたかと思いますが、難しい

字です。

少しは、初女先生の生活の中の祈りに近づけたかなと

思っていたら、友人よりメールが届き

「『祈り』書けましたか?

日野原重明さんのいのちの使いかたという本を

読み終えたところです。

最上のわざと言う詩が最後にあって、年を重ねていく

わざなのですが、何も出来なくなったときに、神は

最後にいちばん良い仕事を残してくださる。

それは祈りだ。

手はなにもできないけれども最後まで合掌できる

愛する人すべての人のうえに神の恵みを求める

ために…一節ですが、祈りとは感謝そして

手をあわせること、最後まで出来ることが祈りだった

ことを知りました。」と、ありました。

やっと書けたと思った「祈」ですが、最後に出来ることが

祈りだと知ると、私の書いた「祈」は、まだまだです。

「祈」と向き合い書き続けましたが、祈りの深さに

圧倒されました。

今の私に書ける精一杯の「祈」を書いたつもりですが

この「祈」という字は、一生の課題だなと思いました。

何も出来なくなった時に、神は最後に一番良い仕事を

残して下さる。愛する人の為に祈ること

何と、励まされることでしょう

初女先生は「いのちとは生きること、生きるとは

人のお役に立つように生きることです。」と言われて

いますが、人は最後の一呼吸までこのことを

全う出来るのですね。

そこには、感謝が満ち溢れているのですね…

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褒め道

2015-11-12 23:46:59 | 日記

最近、今まで思わなかったことでも幸せ~って

思うことが多くなりました。

毎朝5時に目覚ましをかけるのですが、前は

もう朝か、もっと寝ていたいな~と思ったのですが

朝目覚めることも当たり前じゃなくて、今日も目覚めた

有難いなって思うと、もっと寝ていたいと言う

プチ不満が飛んでいくのです。

だって、私が寝ている間も心臓は休まず働いて

くれているし、そう思うだけで有難いことです。

これは、寝る前の「ご飯が食べれ、お風呂に入れ

お布団で寝れる、あ~幸せ」って思って寝るように

なったら、目覚めが感謝となったのです。

何だか、面白いな~

今日はダイエーで障害者の作業所の販売があり

一日中売り子をしてました。

年に一回会う、作業所の職員さんの中に

結構強引な人が居て、今年もその強引さに

あの人変わってないな~と思ったとき

そんなふうに思う自分も変わってないんだと

気がついたのです。

これはいかん!と、積極的にその人と話したら

いい感じに交流出来て、ちょっと嬉しかった~

ランディさんが「褒め道」をやろう!と、

その人のいいところを褒める、というのを

やったのです。

これが実に良かったのです。

人間いくつになっても褒められると嬉しいし

その人のいいところを見つけようと意識すると

見方が変わって来るのです。

この褒め道を癖にしたら、チカラになりそう

でも、一番難しいのが家族、特に夫を

褒めること。

これが出来たら、私もバージョンアップ

出来るかも…

兎に角、褒め道は考えるよりやってみる

それに尽きるのです。

一日1回褒め道、頑張りま~す。

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館野泉の世界

2015-11-11 10:04:22 | 日記

昨日は館野泉さんのコンサートに行って来ました。

館野さんは世界で活躍するピアニストでしたが

14年前に脳溢血で倒れ、右半身不随となりました。

でも、2年後に左手のピアニストと復活し、心の深みに

響いてくる演奏を届けてくれています。

私の大好きなピアニストです。

昨日は、館野さんの80歳のバースディコンサートで

「音楽と物語の世界」というプログラムで

ピアノ演奏の他、草笛光子さんの朗読とピアノによる

「KENJI・・・宮澤賢治によせて」がありました。

私は、賢治が大好きなので今まで多くの賢治の

朗読などを聴いて来ましたが、草笛さんの朗読が

特別素晴らしいというのではないのですが、

このお二人の織り成す宮澤賢治の世界が

素晴らしいのです。

銀河鉄道の夜のところでは、涙が止まらなく

なりました。

宮沢賢治も喜んでいる!と感じました。

賢治の中を貫く「いのちの世界」に初めて

気がつくことが出来ました。

演奏が終った後に、客席にお辞儀をする

館野さんの眼差しと謙虚なお姿にも心打たれ

ました。

ピアニストが半身不随になり右手右足が

自由に動かなくなる、この絶望から2年後に

左手のピアニストとして復活された館野さん

左手だけで奏でられているとは思えない演奏は、

聴いてる人の心に寄り添い、静かな励ましを

くれるのです。

自分を諦めないところに、想像もしない力が

働いてくる、館野さんの演奏する姿は、そのことを

伝えてくれているようにも感じました。

アンコール曲は、今回もアベマリアでした。

ロビーで中年の男性が、アンコール曲の

入ったCDが欲しいと言って買っていかれました。

その方にとって、心響かれたアベマリアだったの

でしょう…

豊かな豊かな時間でした。

館野さん、有難うございます。

私も自分を諦めることなく歩いて行きます。

これからも、ずっと…

 

 

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初女さんの子育て

2015-11-09 22:21:06 | 日記

初女先生の新刊『初女さんが子育てについて

伝えたいすべてのこと』が送られてきました。

読んでいると、あ~私が子育ての時に、この本に

めぐり合っていたらな~と思いました。

時代がどんなに変わろうと、子どもを育てる心は

変わらないんだと、改めて思いました。

『いまは何ごともスピードが速く、大人たちも

自然、子ども達に「早く、早く」とせっついて

います。「どうして、そんなに急ぐのですか?」

と聞くと、「遅れるから」と答えます。

でも、わたしは何ごとも急がないで、落ち着いて

ことを運ぶほうが大事だと思うのです。』

本当にそうです。

急げば、当然のことですが丁寧には出来ません。

だのに、誰もがなぜこんなにも急いでいるのでしょう。

初女さんといると、時間がゆっくり流れていくのです。

ゆっくりが心地よくて、緊張した心がほどけて

いくのです。

急いですることより、ゆっくり丁寧にすることが

大事なのに、どうして大人たちは急いで

急いでと、子ども達をせき立てるのだろう…

急いでいると、いのちを育むということを

忘れてしまいそう…

この本で子育ての原点を教えて頂いた気がします。

いや~もう一度子育てしたくいな~

 

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感謝が溢れている

2015-11-07 22:32:04 | 日記

最近、「感謝」を感じることが多くなりました。

毎晩、布団に入ると「あ~今日もご飯を食べ、

お風呂に入り、お布団で寝れる。あ~幸せ

感謝です」って思うのです。

これはコロッケさんのお母さんを参考にしたのですが

感謝の多い人生は豊かだといいますから

一日の終わりに感謝の気持ちで終ると、目覚めも

いいような気がします。

初女先生も『鳥はどうして飛んでいるのでしょか。

きれいな花を咲かせるのはどうしてでしょう。

誰もこたえることが出来ませんが、これは感謝です

こういうことを深くとらえない人もいますが、

すべてが感謝ですし、感謝は生活の上で基本的な

ことです。

「感謝」は、わたしのいちばん好きな言葉です。』

と、言われています。

初女先生のモットー「明るく、素直に感謝して」を

心のポケットに入れて…

明日、目覚めたらそれも感謝です~

あ~そうやって見てみると、感謝が溢れて

いるな~

 

 

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大江戸温泉物語

2015-11-06 23:16:15 | 日記

昨日は、森のイスキアに行った女子5人で

『いのちのエール』の打ち上げをしました~

場所が大江戸温泉物語

温泉饅頭のような名前のこの温泉、ここは日本か?

というくらい外国人が溢れ、ジブリの湯ばあばが

出てきそうな雰囲気で、異次元に入り込んだ感じ

でしたが、田口ランディさんはじめとする、

この女子会メンバーは、その雰囲気を楽しみつつ

その空気に飲まれることなく、熱く語り合うのです。

最初のイスキアの旅から、お風呂に一緒に入り

裸の付き合いをしているからでしょうか、

めっちゃ心が通じ合うのです。

いや~女子で良かったと、思いました。

男の人が、この付き合いが出来るには

何年かかっても無理かも

帰りの電車でランディさんが、あれから1年に

なるんだねと…

ランディさんの本を1冊も読まずに、初女先生との

対談をお願いして、それから去年の11月24日に

「深き森の語らい」というお二人の対談が実現して、

そしてランディさんが、「いのちのエール」という

初女先生のことを書き下ろし、その中に対談と

分かち合いが収められ…

誰が、この流れを想像できたでしょう

でも、振り返ってみると15年前にイスキアで

初女先生がランディさんに「娘になりましょう」と

言われたその時から、この流れは始まっていたの

かもしれません。

先を考えず、今を一生懸命生きていると

ご褒美のように、このような「いのちの流れ」に

乗せてもらうことが出来るのかな~

感謝の心で、今を生きる!

このことに尽きるような気がしています。

「次回の女子会はパワースポット!」という

ランディさんのお言葉に、「うお~その日まで

真面目に生きます~」と、心の中で呟いて

いました。

楽しかった~

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世界で一番貧しい国大統領の言葉

2015-11-04 22:17:25 | 日記

今、注文して心待ちしている本があります。

『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』です。

世界で一番貧しいといわれたウルグアイの前大統領

ホセ・ムヒカ氏の演説です。

ムヒカ氏は給料の大半を貧しい人の為に寄付し

公邸には住まず、町から離れた農場で花や野菜作り

公用車は使わず、古い愛車を自分で運転して

大統領の仕事に行っていたそうです。

そのムヒカ氏のリオの国際会議で行った演説が

本になっているのです。

今朝の新聞に倉本聡さんが、ムヒカ氏のことを

書いていたのです。

倉本さんが挙げたムヒカ氏の言葉です。

『貧乏とは少ししか持っていないことではなく

無限に欲があり、いくらあっても満足しない

ことです』

『君が何かを買う時、お金で買っているんじゃない

そのお金を得るために費やした時間で買って

いるんだ』

『過ぎた時間とは、君の人生だ。

過ぎ去ったら取り返しがつかない。だから、

大切にしないといけないんだよ。人生という時間を』

『ひまは無駄じゃない。人が話し合う時間は

大切なんだ。

それが生きている時間なんだよ

なんと豊かで深い言葉でしょう。

経済、経済と言い、経済が幸せをつくると

思われている指導者とは大違いです。

幸せって何かを、世界で一番貧しい国の大統領は

ちゃんと知っているのです。

経済一辺倒で来た私達は東日本大震災で

立ち止まり、何が大切なの気づいたはずだったのに

原発が安全じゃないって身をもって知ったのに

今までの遅れを取り返えすかのように、

又経済・経済と来た道を再び進んでいます。

国民の声を聴かず、戦争のできる国にして

これで普通の国になったという

私は、戦争をしない稀な国であって欲しいのです。

私たちの国は、一人ひとりの幸せを考えているので

しょうか

「人が話し合う時間は大切なんだ」とムヒカ氏は

言っていますが、私たちの国では人と人とが

向き合って話し合うことが、どんどん無くなってきたので

言葉が薄っぺらになって、言葉に心が

入っていきません。

もう一度立ち止まって、世界で一番貧しい大統領の

言葉に耳を傾けてみたいと、心から思います。

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スガシカオに学ぶ

2015-11-03 23:18:13 | 日記

昨日のNHKのプロフェッショナルは

シンガーソングライターのスガシカオさんの特集でした。

スガシカオさんのライブは何度か行ったことがあり、

軽快なリズムの中で出会う、ドキッとするような

鋭い言葉がスガシカオの魅力でした。

でも、その言葉を編み出すのに、スガさんがどれほど

心を見つめ、言葉と向き合っているのかを、

昨日知りました。

新曲の「夢のゴール」では、共生ということを

歌にしようと格闘していました。

そして、生まれた言葉が「誰かのための自分になること」

この言葉を耳にした時、初女先生の「いのちとは

生きること。人の役に立つように生きることです」

という言葉が重なりました。

私が若い時、自分探しという言葉がよく使われて

いました。

私も自分探しをし、自分が自分がと、自分のこと

ばかり考えて生きていたように思います。

でも、自分が自分がでは幸せにならないんだと

いつの頃からか、やっと気がついたのです。

このことが分かるまで、随分「自分が」で

生きて来ました。

橋川幸夫さんは「満足と幸福は違う

ひとりで掴むものは満足に過ぎず

幸福とは他人である誰かや皆と共有するもの」

と、言っています。

若い頃の私は満足することが幸福だと

思っていたのかもしれません。

こんな簡単な幸福の法則を分かるまで

何十年費やしてきたことだろう…

スガシカオのこの曲が、若い人の心に

届くといいな~

満足を幸福と錯覚しないためにも…

 

 

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