~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

星野道夫の世界を感じるとき

2017-04-02 22:22:38 | 日記

時々、無性に星野道夫さんの言葉を欲している

自分がいます。

星野さんを感じる時、行ったこともないアラスカが

すぐ近くに感じられるのです。

昔、亡くなった息子を追い求め、ハワイの

ボルケーノに行った時、魂の還るべきところが

あるんだと感じたのです。

アラスカもまた、魂の還るところなのかも

しれません。

星野道夫さんの世界にいのちの世界を感じるのです。

 『考えてもごら。

  たとえば、このツンドラに咲く花々を

  美しいと思い、一本の花を地面から引き抜く

  なぜその花が抜かれ、隣の花が残ったのか

  人生はそんな理不尽に満ち溢れている。』


  『誰もが、それぞれの人生の中で、

   何かを諦め、何かを選びとってゆくのだろう

   大きな決断などではない

   そんな時が自然にやってくるのだろう

   そしてアラスカもまた、人の一生のように

   新しい時代の中で何かを諦め、何かを

   選びとってゆく 』


   『きびしい冬の中に、ある者は美しさを

    見る。

    暗さではなく、光を見ようとする。』


  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初女先生の「自然に任せましょ」

2017-04-01 12:12:12 | 日記

初女先生は、よく「自然に任せましょ」と言われて

いました。

だから私も、判断に困った時など先生の真似をして

「自然に任せましょう」と言ってました。

でも、今回初めてこのことの深さが分かったのです。

先生の「自然に任せましょう」は、そこに自分が

ないのです。

私の「自然に任せましょう」は、どこかに

こう運ばれたらいいな~という、自分があるのです。

「我」があるかないか、それは天と地ほどの

差なんですね。

僧侶で作家の玄侑宗久さんが

「あるがままではダメだ。ないがままがいい。

あるがままでは、そこに自分という「我」が

あるから」と言われていました。

「自然に任せましょう」とは、自分という「我」が

ない世界なんですね。

私のように、初女先生の真似ではなく、腹を決めて

「自然に任せましょ」と決断しても、あらわれた

結果に揺れてしまうのも人間です。

初女先生の「揺れてもいい、芯が通っていれば。

揺れながら成長し、大きくなっていく。

それは、人も白樺も同じ」というお言葉が

揺れる心の支えとなってくれます。

深い深い、初女先生の愛情を感じます。

簡単に分かったつもりになって「自然に任せましょ」

と言っていた自分が恥ずかしいです。

先生は体験ほど確かなものはないと、言われて

いました。

本当にそうですね。

苦しい中でからこそ、頂けた気づきかもしれません。

有難うございます。初女先生

でも、めっちゃ揺れるかも…

その時は、側にいて下さいね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする