世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

ムラサキカタバミ

2008-06-07 10:54:40 | 花や木

やっと平常に戻れた、という感じです。まだ、新しいパソコンに慣れてなくて、戸惑うことがいっぱいですが、なんとかなるでしょう。

休んでいる間は、レース編みばかりしていました。ベストを一着と、百均で勝ったバンダナにふち編みをして、ぼろ隠しの布を何枚か作りました。新しいパソコンさまのために、残り物の麻糸をかって、カバーも編みましたよ。

ブログを書けない間は、落ち込み過ぎないように、とにかく考えるのをやめようと、指先ばかり動かしてました。懲りすぎてしまって、また編みたくて、今は、真っ白なレース糸でショール編んでます。絶対にわたしには似合わないぞ、と思いつつ。ベストも編んだものの、まるで似合いませんでした。もったいないので着てるけど。ショールができたら、だれかもらってくれませんか。

さてと。近況はこれくらいにして。今日はお花の話です。

ここでずっと、花や木の話を書いているうちに、皆さんにも、だんだんと花や木のことばがわかるようになってきたと思います。わかってみたら、簡単だったと思う人、いっぱいいるでしょう。要するに、心を開くだけなんです。花や木のことばがわからないという人は、ただ、彼らの話を聞きたくないから、聞かないようにしているだけなんだってこと。

花や木は、うそをつかないから。日頃嘘で生きている人は、彼らのことばを聞くことが、苦しいのです。みんな、自分のしていることが、嘘になってしまうから。だから、怖いのです。

でも、心を開いてみたら、花や木が、どんなにやさしい気持ちで人間に語りかけてくれているかが、わかると思います。彼らのことばがわかるようになったら、人間はずっと、生きることが楽になります。ほんとうにそうだと思う人、いっぱいいるのではないかな。

ここでは、わたしなりの花や木との話しを書いているのですけど、みなさんにはみなさんなりの、話があるでしょう。いろんな話をしているんではないかな。一度、どんな話をしているのか、聞いてみたいです。機会があったら、教えてくださいね。

ところで、画像は、ムラサキカタバミですが、この花を好きだという人は、あまりいないでしょう。小さくてピンクでとってもかわいいのに、なぜか、好きだという人があまりいない。どこにでも咲いて、なんとなくいやな花だと感じている人が多いと思います。

それはこの花が、いつも、「人間はいやだ、苦しいよ」と言っているからです。人間が嫌いなのではない。嫌いなら、こんなにもたくさん、人間の周りには咲かない。ムラサキカタバミは、いつも人間のそばにいて、人間を、怒ってくれているのです。

彼女たちはどこにでも咲いている。いつもこういっている。
いつだってわたしたちは、あなたたちを見ているんだよ。みんなわかっているんだよ。だから、そんなことはしないで。

だから人は、ムラサキカタバミを見ると、秘密にしておきたいいやなことを、盗み見られているような気がして、苦しいのです。

ムラサキカタバミはいつも、人間にこういっているのです。

もうやめて。自分を苦しめることは。
自分をいやなものにすることは。

なんでもないのよ。苦しいのは、あなたが、自分がいちばんいやなことをしているからなのよ。それをやめて、ほんとうにほんとうにやりたいことを、やればいいのよ。それで、みんなよくなるのよ。

ほんとうの自分は、みんなにやさしくしたい。いいことをたくさんしてあげたい。それがほんとうなのに、みんな自分が馬鹿だと思って、馬鹿なことばかりしているから。

だから、人間は苦しい。もうやめて。

苦しむのは。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする