北九州市からの登山者6名が北アルプスの白馬岳山頂を目指す途中で亡くなられた。
報道によれば、皆さんの服装は軽装で手袋もしておらず、死因は低体温症とのことだ。
4日午後からの天候悪化により、北アルプスでは強風に加え吹雪になっていたというから、夏山の服装なら体温低下はあっと言う間だっただろう。
それにしても、4人の医師を含む見識豊かな60代から70代の一行が、まだ5月のこの時期、3000メートル近い残雪の山に軽装で登ったことが不思議でならない。
仮に雪解けが進んだ7月と言えども雨・風が強くなるとシャツと雨合羽程度では寒さをしのげないことは、3000メートル級の経験がある方なら容易に想像がつくと思うが、5月のこの時期となればなお更である。
ただ、小屋泊となると昼間行動中の装備だけに目がいってしまい、甘くなり勝ちなことは否めない。テント泊なら朝晩の冷え込みを意識しての装備をするところだが。
斯く言う私も、何年か前、白馬岳から下山中、普段使われない登山道を使ったため、途中から道に迷い危うく遭難しそうになった苦い経験がある。幸い近くを通り掛かった方の好意により、一緒に下山させて貰い事なきを得た。
原因は、地図にある。
白馬岳周辺は迷いやすいルートは無いとの先入観から、その時は大雑把な地図しか携行していなかった。ルートガイドの記載は無かった。
帰宅して詳しい山岳地図を眺めると、迷いそうになったルートには「残雪時ルート不明瞭、迷いやすい」「利用者少なく経験者向き」との注意書きがあった。この地図を携行していれば、この道には入らなかっただろう。
一昨日の事故は、防寒対策の不備が重なり重大事故につながったようだが、服装に限らずあらゆる装備品は万全の準備をしたうえで、山に臨む必要があることを改めて認識させられた。
報道によれば、皆さんの服装は軽装で手袋もしておらず、死因は低体温症とのことだ。
4日午後からの天候悪化により、北アルプスでは強風に加え吹雪になっていたというから、夏山の服装なら体温低下はあっと言う間だっただろう。
それにしても、4人の医師を含む見識豊かな60代から70代の一行が、まだ5月のこの時期、3000メートル近い残雪の山に軽装で登ったことが不思議でならない。
仮に雪解けが進んだ7月と言えども雨・風が強くなるとシャツと雨合羽程度では寒さをしのげないことは、3000メートル級の経験がある方なら容易に想像がつくと思うが、5月のこの時期となればなお更である。
ただ、小屋泊となると昼間行動中の装備だけに目がいってしまい、甘くなり勝ちなことは否めない。テント泊なら朝晩の冷え込みを意識しての装備をするところだが。
斯く言う私も、何年か前、白馬岳から下山中、普段使われない登山道を使ったため、途中から道に迷い危うく遭難しそうになった苦い経験がある。幸い近くを通り掛かった方の好意により、一緒に下山させて貰い事なきを得た。
原因は、地図にある。
白馬岳周辺は迷いやすいルートは無いとの先入観から、その時は大雑把な地図しか携行していなかった。ルートガイドの記載は無かった。
帰宅して詳しい山岳地図を眺めると、迷いそうになったルートには「残雪時ルート不明瞭、迷いやすい」「利用者少なく経験者向き」との注意書きがあった。この地図を携行していれば、この道には入らなかっただろう。
一昨日の事故は、防寒対策の不備が重なり重大事故につながったようだが、服装に限らずあらゆる装備品は万全の準備をしたうえで、山に臨む必要があることを改めて認識させられた。