熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

真夜中、強風吹き荒れテントポールがポッキリ!

2017-07-21 00:54:32 | 海外自転車旅
昨晩11時を過ぎた当たりから雷鳴と共に強風が吹き始め、1時間ほど経った時、大きな音。
一瞬テントの引き綱が切れたのかと思いきや、何とテントポールの一本が真ん中付近でポッキリ。


外は真っ暗で雨が降り出す始末。結局、風が収まるまで1時間以上テントの中から折れたポールの片方を押さえて何とかしのぎ、夜が明けるのを待ってつなぎのパイプで応急措置。

老舗メーカー・アライテント製エアラインズ1、購入して3年弱でポールの折損はこれで2回目。
本格山岳テントの筈なのに、これではホームセンターで売っているテントと同じかそれ以下。ポールを抑えながら腹が立って来ました。
軽量化を優先するあまり、ポールの強度がおろそかにされているとしか思えません。

ところで、今日はチロルとお別れ、オーストリアの西外れの町、フェルトキルヒにやって来ました。
インスブルックからは途中標高約1800mの山越えがあったので鉄道を使用。

レイルジェット(RJ)で約2時間


今日のキャンプ場は町から近いうえにマイナーな観光地とあって静か、更にネットは無料にも関わらずスムーズと申し分なし。


残りも後10日ほど、これからリヒテンシュタインやボーデン湖沿いの町を訪ねる予定です。



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ゼーフェルトで日帰りハイキング

2017-07-20 02:03:52 | 海外自転車旅
インスブルックから北西に約25キロの町、ゼーフェルト(Seefeld)は、周囲を2000m以上の峰々に囲まれたスキーリゾートの町で、この時期は気軽にハイキングが楽しめるとのことで日帰りで行ってきました。

ゼーフェルトまではインスブルックから電車で約25分。標高差約600mあるので自転車移動は断念。


軌道鉄道で標高1760mのロスヒュッテまで行き、そこからはケーブルカーに乗り換えて標高2064mのゼーフェルダーヨッホへ。


ここからは歩いて標高2220mのゼーフェルダー・シュピーツまで約40分で山頂に到着。


時間に余裕が無かったので帰りも同じルートで、結局ハイキングと言っても歩いたのは往復1時間半ほど。
それでも、チロル地方の山岳風景を十分堪能できました。






2000m以上の山頂にもかかわらず、おこぼれを求めてカラス? 


何となく北アルプスの風景に似ています。


人気コースのようでロスヒュッテのレストランは大賑わい。


犬もケーブルカーOK。


ゼ―フェルトの外れに建つ小さな礼拝堂。


時間があれば1日掛けて歩きたいところですが、旅の途中となると装備も十分ではなく、限界があります。


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インスブルック市内観光の日

2017-07-19 01:35:21 | 海外自転車旅
インスブルックの主要観光スポットだけ訪ねておこうと、今日はキャンプ場前から出ている路線バスでインスブルック中央駅へ。
インスブルックは冬季オリンピック開催地として名前を知られていますが、見所が集中している旧市街までは駅から歩いて10分ほど、旧市街も見所が集中していて、内部見学しなければ2時間もあれば十分。

まずやって来たのは、マリア・テレジアが息子レオポルトの結婚記念として1765年に建設した凱旋門。さほど大きな門ではありません。


インスブルックで一番有名な見所と言えば、やはり「黄金の小屋根」
皇帝マクシミリアン1世が結婚記念に造らせた、金箔を施した2657枚の銅板タイルで覆われた出窓風バルコニー。


バルコニーの手すり部分のレリーフには、皇帝マクシミリアン1世と、二人の妻の姿が。
最初の妻は落馬により事故死、2番目の妻はミラノから嫁いできた皇族の娘。


この辺りには、出窓を配した家屋が多く見られます。当時の流行りだったのでしょう。


黄金の小屋根の向かいに建つヘルプリングハウス。
ロココ様式の漆喰装飾に覆われた壁面が特徴的な建物です。


大聖堂、別名ザンクト・ヤーコブ教会。


豪華な装飾を施された主祭壇。天井にも一面フレスコ画が描かれています。


中央には、ルーカス・クラーナハ作の「救いの聖母」


15世紀にチロルの大公によって建てられ、その後18世紀にかけ豪華な内装に改装された王宮。


イン川を挟んで旧市街の向こうには、チロルの山並みを背景にパステルカラーの家並みが望めます。


昨日の疲れもあるので早めにキャンプ場に戻ってのんびり。
戻って1時間ほどすると積乱雲が立ち込めて来て雷雨。早く戻って正解でした。




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標高差合計約700mのきつい1日、インスブルックに到着

2017-07-18 15:32:05 | 海外自転車旅
昨日は、ラッテンベルクを発って、アッヘン湖(Achensee)とシュバーツ(Schwaz)、ハル(Hall in Tirol)の二つの町に立ち寄った後、インスブルック郊外のキャンプ場まで約65キロ。
距離は短いものの、上った標高差は合計約700mと体力的にはかなりきつい1日でした。

ラッテンベルクを出てからは、チロルの風景を眺めながら交通量の少ない道を走行。


草原の中に教会、ついついカメラに収めたくなります。




牧草の刈り取り時期のようで、あちらこちらで目にします。


アッヘン湖の最寄りの下の町、イエンバッハ(Jenbach)から約7キロ、標高差約400m、ペダリングを休める区間は皆無。ひたすら漕ぎ続ける必要がありますが、荷物を積んでいることもあり到底不可能、途中から歩いて何とかたどり着きました。
海抜932m、周囲を山々に囲まれたコバルトブルーの美しい湖。周辺にはリゾートホテルもあり、風光明媚は観光地といったところ。

イエンバッハからアッヘン湖までは蒸気機関車が運行しており、所要時間は約50分、結構かかります。


上りは1時間以上、下りは僅か5分程度でイエンバッハまで戻り、次に訪れた町はシュバーツ。
銀の産出で15~16世紀に反映、その後安い銀の流入で町は衰退、発展から取り残され古い家並みが見られる小さな町です。


当時の繁栄を忍ばせる立派な教区教会。


イエンバッハの次に訪れた町は、ハル。
こちらは、岩塩の産出と交易で繁栄した町で、狭い路地を挟んで昔の家屋がひしめくように建っており、歩いているとタイムスリップしたような感覚になる町です。


町の中心、オーベラー・シュタットプラッツ。広場としては狭い方です。


広場に面して建つ13世紀創建の教区教会。


ハルからインスブルックまでは約10キロ、1時間弱で到着。


ところが、郊外のキャンプ場までの道が大変。アッヘン湖に次いでこの日2回目となる上りで標高差約300m。こちらもペダリングを休める区間は無し。
漸くたどり着いたキャンプ場の通常エリアは既に一杯で臨時のプレイグランドを使用。
広々しているのは良いのですが、トイレや水場が遠いのが難点。芝の管理も不十分、2泊したら移動の予定です。




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漸く天気回復、チロルの風景を堪能しながらラッテンベルクへ

2017-07-17 01:52:40 | 海外自転車旅
雨のため3連泊を余儀なくされたローファーのキャンプ場を発って、今日はラッテンベルクという町近くのキャンプ場にチェックイン。
ローファーからは一部自転車専用路が設けられていたものの、大半の区間は車と並走、路側帯からはみ出さないように緊張を強いられたものの、途中ではチロルならではの風景を堪能することができ、快適なサイクリングでした。











路側帯の幅はせいぜい50㎝程度。


ローファーから約70キロ、ラッテンベルク(Rattenberg)の町に到着。
銀の産出と交易で栄えるも、17世紀には銀鉱の枯渇により町は錆びれたため、その後発展することなく、中世の面影がそのまま残されている町ということで、インスブルックへの中継地がてら立ち寄ることにしました。

旧市街は狭く、数分で通り抜けてしまう通りに面して中世の家屋が連なっている程度。


ガラス工芸が盛んな町で、土産物店には造花や花瓶など珍しいガラス細工の品々が並んでいます。




イン川に架かる橋から望む元修道院を改装したアウグスティーナー博物館。


今晩のキャンプ場は町から山間に2キロほど行った、近くには湖もあるロケーションの良いキャンプ場です。


夕方になると続々とキャンピングカーが訪れ満杯状態。この時期は、静かなキャンプ生活という訳には行きません。


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