読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

水彩画3点

2007年04月25日 | 水彩画

◇紫のバラ
  4月8日の水彩画教室は花が題材でした。何本ものバラを2組に分けてそれぞ
 れ生徒さんが気に入ったものを対象にしたのですが、私は紫の(ラベンダー色)バラ
 が珍しく、また、1本を横に寝かせた構図にも魅かれて挑戦しました。
  バラは花びらが描きにくく、いつも苦労します。横に寝たバラも結果的にラナンキュ
 ラスのようになってしまいました。
                                   
  
◇石膏像
  毎年石膏像を何体か描きます。光と影を確かにとらえる練習ですが、教室の光
 源がいくつもあって陰影が散漫となり、石膏には手垢のような跡が付いていたりし
 て、陰影と見極めながら描くという別な苦労もあります。
  今回も「ウォッシュ」という水彩画特有の技法で描きました。
  時々「ウォッシュ(Wash)」をやります。「ウォッシュ」とは絵の具を平塗り、又は薄
 く塗るという意味で使われています。筆遣いのほかに絵の具と水と紙の関係を会
 得するためには欠かせない技法だそうです。
                                  
  
◇墨絵の世界へ
  「ウォッシュ」の技法には、墨絵の世界と相通ずるものがありそうです。明治時代
 の画家・河合新蔵の描いた水彩「綾瀬」をr臨画しました。濃い青(ウルトラマリーン)と
 濃い茶(バーントアンバー)との混色で、色の濃淡だけで風景の印象を表現しています。
 一色の濃淡だけで表現しようとすると、どこに主眼を置いて描くのか、はっきりとし
 た意図の明確化を求められます。
                                  

 

コメント
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