『メタルヘッド』
---HESHER---
2010年(アメリカ)
監督:スペンサー・サッサー
---HESHER---
2010年(アメリカ)
監督:スペンサー・サッサー
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、 ナタリー・ポートマン、 レイン・ウィルソン 、 デヴィン・ブロシュー 、 パイパー・ローリー
ハリウッド期待の新鋭、スペンサー・サッサー監督の記念すべき長編デビューとなるインディーズ・ドラマ。
主演は「(500)日のサマー」のジョセフ・ゴードン=レヴィット、共演に本作の製作にも名を連ねるナタリー・ポートマン。
心に深い傷を負った少年が、世の中に敵意を向ける傍若無人な流れ者の青年との交流を通じて活力を取り戻していく姿を寓話的に描く。
自動車事故で母を失い、心に深い傷を負った少年TJ(デヴィン・ブロシュー )。
一緒に暮らす父親も、未だ悲しみから立ち直れずにいる。
そんなある日、長髪に半裸の粗暴な男ヘッシャー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)がTJの家に住みついてしまう。
ヘヴィメタを大音響で流し、目的もなく破壊行動を繰り返すヘッシャーに振り回されていくTJだったが…。
(allcinemaより)
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ヘッシャーに扮するジョセフ・ゴードン=レヴィットが「(500)日のサマー」のひ弱なトムとのギャップがあまりにあるので、しばし唖然としてました(笑)。
傍若無人な流れ者の青年を演じるって、この人なのカ・・・?
あきれてるうちに、TJの家に住み着いてました。
ナタリーは、極普通の人を演じてます。
めがね掛けて、オバサン呼ばわりに憤るレジに立つ女なんですね。
結構最後まで普通の女として映画に登場してました。
ナタリーだから、途中でものすご~く綺麗なレディに変身~、とも思ったのですが、それはなかったです。
そんなナタリーに気を取られていると、映画が正面から見られません。
TJという少年が母親に逝かれて、投げやりになりそうな辛い心を、強烈な生き方をしてるヘッシャーに出会うことで、結果心が鍛えられていくことになります。
へッシャーの強烈な個性には、見てる側も圧倒されてしまいます。
その世の中的には悪いとされる行動とそのエネルギーが、TJを力強く成長させていることは、心地よかったですけどね。