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少女は自転車にのって

2014年09月02日 | こんな映画見ました~(アジア・他)
『少女は自転車にのって 』
---WADJDA---
2012年(サウジアラビア/ドイツ )

監督: ハイファ・アル=マンスール   
出演: ワアド・ムハンマド、 リーム・アブドゥラ   
 

宗教的な理由から西欧諸国に比べて女性の権利や自由が制限されているイスラム国家サウジアラビアで、初の女性映画監督となったハイファ・アル=マンスー ルによる記念すべき長編デビュー作。
どうしても自転車に乗りたいおてんば少女を主人公に、理不尽な因習に対する彼女なりのしたたかな抵抗の行方を通して、 サウジ社会が抱える様々な問題、とりわけ女性たちの生きづらさを浮き彫りにすると共に、未来への確かな希望を力強く描き出す。

厳格なイスラム教 が支配する国サウジアラビアの首都リヤド。
10歳のおてんば少女ワジダ(ワアド・ムハンマド )は、近所の男の子アブダラと自転車競争がしたくてたまらない。
ところがお母さんは、 女の子が自転車に乗るなんてもってのほかと、まるで相手にしてくれない。
そこでワジダは、自分でお金を貯めて自転車を買おうと決意する。
しかし、自転車代 の800リヤルは、ワジダにとって夢のまた夢。
そんな時、コーランの暗誦コンテストに優勝すると賞金1000リヤルがもらえると知る。
さっそく、それまで ほとんど興味のなかったコーランを必死でお勉強するワジダだったが…。
(allcinemaより)
 
 
 
 
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サウジアラビアで女性監督によって制作された映画ということで、興味深く鑑賞しました。
愛犬のブログ友達で、リヤドで2年間暮らしていた方がありました。
アバヤと呼ばれる衣装を着ての犬のお散歩など、暮らしぶりを伝えてくれていました。女性の地位についても少し触れておられたのでこの映画は興味がありました。

以下ネタバレです。

ワジダがコーランの暗誦コンテストで優勝した賞金は自分のためには使えず、優勝を喜ぶ父親の腕の中で流した悲しい涙。それはサウジの女性の涙ですね。

家系図には女性の名前がないと知って、自分の名前を張り付けたワジダ。
しかし、その名前はすぐに剥ぎ取られてしまいます。
ラストでは、父が第二夫人と結婚し、母が自分を着飾るドレスを買うお金でワジダに自転車を買ってくれます
このワジダと母がこれからのサウジの女性の生き方に希望を託しているのです。

日本女性もそうであった時代があったように思います。
これから、サウジの女性もきっと変わっていく事と思います。

ワジダを応援したい気持ちになります。


       

 



 
    

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