和やか-散歩

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愛と死の記録

2020年08月24日 | こんな映画見ました~(邦画)
『愛と死の記録』

1966年(日本)

監督:蔵原惟繕
出演:渡哲也、吉永小百合、中尾彬、佐野浅夫、滝沢修、三崎千恵子、芦川いづみ

 

渡哲也と吉永小百合が主演した純愛映画。
楽器店に勤める松井和江は店の前でバイクに轢かれそうになるが、バイクを運転していた三原幸雄と恋に落ちる。
仕事中に貧血で倒れた数日後、幸雄は平和公園で、自分が四歳の時に被爆したこと、原爆で両親を亡くしたこと、原爆症を発症したことを告白した。
原爆病院に入院した幸雄を、和江は毎日看病し、回復を祈って千羽鶴を折り続けた。
しかし幸雄は八月の終わりに病死してしまう。

(allcinema より)

   

-------私のひと言-------
 
渡哲也の追悼番組ということで、TV放映で見ました。
そして、このブログの前の記事↓『母と暮せば 』の50年近く前の吉永小百合を見ることになりました。
『母と暮せば 』では長崎の原爆で息子を失った母を演じ、この作品では広島の原爆での原爆症にかかっている青年を愛した女性を演じているのです。
選んで作品を見たわけではなかったのですが、偶然にも原爆によって愛するものを奪われた女性を演じる吉永小百合を見ることになりました。
 
この2作品とも、戦争の無残さを正面からつく映画ではなく、ジ~ンと訴えている感じですね。
 
ネタバレをすれば、幸雄(渡)は和江(吉永)と結婚寸前に原爆症で亡くなってしまいます。それを悲観した和江は追うように自らの命を絶ってしまうのです。
それが今の女性と違うかな。。。
原爆症に悩む人たちのために活動するとか、反核運動に走るとか、、、という展開にはならなかったのですね。
愛した人のために一生を捧げる、ということが一緒に死を選ぶということになるという世の中だったのかな、、、と。
 
若い頃の中尾彬が認識出来ず、あとで配役を見て、あれが中尾彬だったのかぁ!!
うん、なかなかかっこ良かったですよ。
 
 
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母と暮らせば

2020年08月24日 | こんな映画見ました~(邦画)
『母と暮せば 』

2015年(日本)

監督: 山田洋次
出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華、小林稔侍、橋爪功

「父と暮せば」などの戯曲で有名な井上ひさしの遺志を名匠山田洋次監督が受け継ぎ、原爆で亡くなった家族が亡霊となって舞い戻る姿を描く人間ドラマ。
原爆で壊滅的な被害を受けた長崎を舞台に、この世とあの世の人間が織り成す不思議な物語を映し出す。
母親を名女優吉永小百合が演じ、息子を『プラチナデータ』などの二宮和也が好演。
ほのぼのとした中にも戦争の爪痕を感じる展開に涙腺が緩む。

1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のところに、3年前に原爆で失ったはずの息子の浩二(二宮和也)がふらりと姿を見せる。
あまりのことにぼうぜんとする母を尻目に、すでに死んでいる息子はその後もちょくちょく顔を出すようになる。
当時医者を目指していた浩二には、将来を約束した恋人の町子(黒木華)がいたが……。

     

 
 
-------私のひと言-------
 
見たいと思いながら後回しになっていた映画、やっと見ました。
もう5年前の映画なんですね。二宮和也はこの頃からはずっと大人になってるでしょうし、吉永小百合はどうかな、、、あまり変わってないのかしら。
 
長崎に原爆が落とされた後のお話です。
死んだ息子が時々母親に会いに来る、、、と幻想的な設定なのですが、それが現実にあったかと思いたくなるような二人のやり取りが面白く、楽しく、そして哀しいお話でした。
 
心に不思議と入り込んでくるいい映画でした。
 
 
 
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