和やか-散歩

「こんな映画見ました~」から「和やか-散歩」へ

銀河鉄道の父

2023年05月24日 | こんな映画見ました~(邦画)
『銀河鉄道の父』

2023年(日本)

監督:成島出
出演:役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕大、坂井真紀、田中泯

小説家・門井慶喜が宮沢賢治の父である政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作「銀河鉄道の父」を、「八日目の蝉」「いのちの停車場」の成島出監督のメガホンで映画化。

岩手県で質屋を営む宮沢政次郎の長男・賢治は家業を継ぐ立場でありながら、適当な理由をつけてはそれを拒んでいた。
学校卒業後は農業大学への進学や人工宝石の製造、宗教への傾倒と我が道を突き進む賢治に対し、政次郎は厳格な父親であろうと努めるもつい甘やかしてしまう。
やがて、妹・トシの病気をきっかけに筆を執る賢治だったが……。

役所広司が政次郎役で主演を務め、長男・賢治を菅田将暉、賢治の妹・トシを森七菜、母・イチを坂井真紀、祖父・喜助を田中泯、弟・清六を豊田裕大がそれぞれ演じる。
「かぐや姫の物語」「この道」の坂口理子が脚本を担当。(映画.comより)

 

 
        
 
-------私のひと言-------
 
久し振りの映画館鑑賞となりました。

実は先週に神戸に旅行に行ってきました。
前々から計画してた旅行で、5月に入ってから体調を崩したくないと外出を控えていました。
旅行が終わり、やっと映画館に出かけてきました。

菅田将暉出演作品という事で、門井慶喜著の原作は読んでいます。
原作とほぼ同じ味を出している演出と言うのがスゴイと思いました。
 
 
宮沢賢治の作品を夢中で読んだ覚えが私にはないのです・・・。
「雨ニモマケズ」の詩は知らない人はいないと思われるほど有名で、衝撃的な言葉が並べられています。人々の心に食らいついたこの詩を書いた宮沢賢治の偉大さはよく分かります。
 
映画はとても良かったです。
菅田将暉はもちろん期待を裏切らない演技で、役所広司、森七菜も素晴らしかったです。
賢治が病気でやせ細っていく様、身体をあそこまで作った菅田くんはやっぱり凄かった。
森七菜もあの妹らしい性格をそのまま好演していました。
妹トシに関して言えば、あの気性で当時の日本女子大学で学び、未来を背負う日本の女性の生き方を示せたと思うのですが、若くして亡くなり本当に残念だと思いました。
 
賢治を看取るとき、父正次郎が賢治を抱きかかえて「雨ニモマケズ、風ニモマケズ...」と詩を聞かせるシーンには涙が出ました。役所広司の役者魂を見せてもらった気がしました。
 
若い頃は興味のなかった宮沢賢治の作品、読んでみようかしら。。。 
 
 
 
 

 
 
 

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする