---2024年4月22日(月)---
旅行などでバタバタしてて、随分前に読んだのですがやっと記事にしました・・・。
戦後日本を象徴する大ヒットドラマ「鐘の鳴る丘」をモチーフに、突如ラジオドラマに出演することになった子供たちと、自分たちが起こした戦争への後悔に苛まれた大人たちが、力を合わせ生きていく姿を描く感動の物語。(小峰書店サイトより)
先日読んだ『百年の子』が面白かったので、その著作者古市一絵の作品を読んでみたいと図書館で探した本です。
戦後ラジオで放送された「鐘の鳴る丘」に出演した子供たちの物語です。
「鐘の鳴る丘」とは、その共同生活の施設が丘の上にあり、とがった屋根の時計台に鐘を備えているというドラマの設定による。空襲により家も親も失った戦災孤児たちが街にあふれていた時代、復員してきた主人公が孤児たちと知り合い、やがて信州の山里で共同生活を始め、明るく強く生きていくさまを描く。日本全体が苦しかった時代、大人子供を問わず多くの人の共感を呼び、大ヒットとなった。(Wikipediaより)
〽緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台 鐘が鳴ります キンコンカン メイメイ仔山羊も 鳴いてます~♩♫♬
「鐘の鳴る丘」主題歌「とんがり帽子」のメロディは良く知ってるものの、その物語は戦争孤児の話という以外は何も知らないまま今まで来ました・・・。
その放送劇に出演した子供たちの暮らしを丁寧に描いている本でした。
その当時の日本の子供たちの様子、社会の様子、大人たちの決意など押しつけがましくない書き方が尚更心に響いてくるように感じます。