くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

イワシとシラス

2010年12月19日 00時35分12秒 | 季節の話

暗くドンヨリとする日が多くなる冬がやってきて、
日本海側の初雪の便りがあちこちから届いた数日前のこと。

乾燥した空気の奈良盆地上空はまだ秋の巻積雲(うろこ雲、鰯雲)と

泉州・紀西方面の空は巻雲(絹雲、すじ雲、はね雲、しらす雲)

抜けるような真っ青の空も良いけれど、こんな風に薄い雲が
上空10~15Kmに有るのも いとをかし。

その遙か向こうには何がある? 誰が居る? なぁ~んて気持ちになる。

そんな日にあるカタログ(パンフレット)が届けられた。
 
女流陶芸 2008 と 2009
もう40回を越す京都市美術館で秋に開かれている、女流陶芸会員と公募作品の展示会。
そこに出展された作品が余すところ無く掲載されているものだった。

刻々と形を変える宙とは全く変わってソリッドの世界。
それも柔らかい土を形を決めて焼き固めてまであるもの。
この対照がまたいい。

--------------------話はガラッと変わる----------------------

百貨店とか美術館、陶芸の本拠地などで開かれる陶芸展は目の前で作品が見れるけれど、残念ながら同じ茶碗でも何十万もする作品と何千円かの作品との違いを見比べられるほどの目は養われていない。

そりゃぁね、百均や千円未満のシロモノとは見分けはつきますよ。
でも、大概は触っちゃダ~メ!! の展示だもん
「いつまでも触れていたい手触り」とか「しっくり来る温かみ」とか・・・
意味 わかんなぁーい。 だよなぁ。

料理のグルメ本なんかでもそうだけど、プロの写真家って凄いですよね。
色合いの微妙なところとか、洗練された線の匠さ、なんとも言えない曲線のなだらかさ、作品が奏でるハーモニーとかを見抜ききって、たった一枚の写真で表わすんだから。

たとえ僕がその作品を縦・横・斜めから穴が開くように見つめても、同じような写真を撮ることなんて出来ないと思う。

もちろん、作品の良さは目の当たりにして全体を透かすように見るべきなんだけど、たった、たったの1枚でなんですよ。

--------------------何に感心してんねや?---------------------

いゃー 今日はとても目に好い一日だったことか。  って思った話。

タイトルの 鰯と白子 は? いったい何やったんやろ?