くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

ONE★COIN見学会2010

2010年12月24日 00時59分28秒 | ちょっとお出かけ

普段は生きた重要文化財であるために一般公開されていない
大阪市中央公会堂(北区・中ノ島)が、12月23日(木・祝日)のみの
14時~21時限定での特別公開として入場料500円(ワンコイン)で開催された。
    
先日の光のルネサンスで光絵画とのスクリーンになっていたところである。(画像右端)
1918年(大正7年)10月竣工、11月開業から90年を超える建物で、平成11年より始まった大阪市中央公会堂の保存・再生工事は2002年(平成14年)9月完成。11月より使用を再開する。12月には、公会堂建築物として西日本で始めて国の重要文化財に指定された。

今回は1階大集会室と、3階の中・小集会室と特別室の公開だった。
1階大集会室
ヘレンケラーやガガーリンなど数多くの各界著名人による講演会、国際的な一流アーティストによるオペラ、コンサートが行われた。

公会堂の歴史ビデオが流された。
大理石の柱やモダンなシャンデリアや金箔に覆われた舞台縁、豪華なカーテンがとても贅沢な空間だった。

3階中集会室
宮殿の大広間を彷彿とさせる華麗なヨーロピアンスタイルのホール。

ピアノとヴァイオリンのコンサートが繰り広げられた。
部屋の丸いステンドグラスが耀いていた。
  
構造的にステンドグラスが嵌められない価値の天井には絵が配置されていた。
  

3階小集会室
温かな木の質感に包まれたノスタルジックな雰囲気の部屋で、刺繍がほどこされたタペストリーと、カラフルなステンドグラスが優雅さを添えていた。
               

3階特別室貴賓室として使用されたお部屋。
壁面や天井には日本神話が描かれてあった。
  

窓からの風景など画像はもっと沢山撮ってきたのだが、今風の高級ホテルや日常とは全く違う空間に、明治の人が鹿鳴館を見たときに感じた雰囲気はこんなものだったのじゃないかと、変な想像まで盛り上がってとても満足できた公開だった。

OSAKA Cent.Public Hall のクリアファイル(買えば300円)に館内案内のリーフレットが入れられていたものを入場と共に頂いて、実質200円で見れたようなもの。

大正時代にタイムスリップしたような空間に浸ってきた。