OSAKA 光のルネサンス が 12月11日(土)~12月25日(日)
大阪市役所を中心とした中ノ島一帯で繰り広げられている。
神戸のルミナリエは元町から三宮までのブロックを幾つもの美しいアーチを潜る形で重ね合わせ、クライマックスの円形公園では光のスタジアムに飛び込んだような形となっていることは、現地へ行かれたことの無い方でもTVのニュースなどでご存知だろう。
元来の阪神淡路大震災の鎮魂の意味合いが薄れ賛否両論のある中、廃止も論議されているのと大阪はは少し異なる。
淀川の支流大川が堂島川(北)と土佐堀川(南)に天満付近で分かれて流れ、それがまた合流して安治川となり大阪湾へと流れ込む中州・中ノ島。
天満橋~北浜~淀屋橋~肥後橋~船津橋までの約2.5Km。
午後5時に市役所庁舎正面のが点灯され、 人々の流れがが市役所南側を東へ移動する。
市役所庁舎玄関 市立中ノ島図書館
そこは中ノ島イルミネーションストリートと呼ばれている。
市立中ノ島図書館のネオバロック様式の正面玄関は
ウォールタペストリー『めぐり逢うときのために』
のタイトルで幻想的な光の映像と音楽のエンターテイメントショーが
繰り広げられていた。
大阪の道路は南北に走る道を 筋 と言い、東西を 通り と呼ぶ。
(御堂筋、四ツ橋筋、中央大通り、本町通 など)
その中ノ島公園通りには
可愛いモニュメントが並ぶ。
協賛している大阪芸術大学の
『アートは勇気だ!』も展示されている。
グルッと回り込んだ中央公会堂・正面玄関の煉瓦の壁には
3枚の光で描かれた 光絵画 が音楽とコラボしていた。
先へ東、ローズガーデンのほうへと進むと
次々と魅了させてくれる。
天満橋の手前では18歳から7年、一筋に研鑽しているという大道芸のお兄ちゃんが、熱演を振るっていた。
芸も勿論素晴らしかったが、苦労して会得したと思われるトークに観客は、一丸となって拍手と歓声を惜しまなかった。
さてさて、日銭になったのだろうか?
そこでUターンして今度は堂島川べりを戻る。
鳥取砂丘Presents
光と砂で奏でる「いなばの恋物語」という
砂で作られたとは思えない、彫刻かと
見紛うような像が迎えてくれる。
ちょうど今読んでいた小説が、高橋克彦氏の
えびす聖子(みこ)で、出雲国あたりから
鬼(宇宙人?)退治と称して、実は国の長と
認められるようになるまでの話で
とてもタイムリーな感動を覚えた。
淀屋橋までの川にはイルミネーションで装飾された
数多くのボートが行き来している。
無粋な阪神高速道路の橋げたの足元の辺りも天然色カラーが瞬いて、川面に反射する光とあいまってハーモニーを奏でていた。
日本銀行大阪支店のライトアップは見慣れたもので、大半の観客はココからそれぞれに散っていくのだが、まだまだ西へ中ノ島は続く。
三井住友銀行・大阪支店のライトアップ、中ノ島ガーデンブリッジ、建替え中のフェスティバルホールの前の錦橋、国立美術館、などはカップルにお奨めの穴場だと思う。
関西電力本社ビルの正面では、街路樹が刻々と七色に姿を替えて楽しい。
そのまた向こうでは以前、シルク・ド・ソレイユ(ダイハツ・コルティオ=サーカス・ミュージカル)が開催されていた大阪大学センターの東側、露天のスケートリンクが出来ていて、若者達で賑わっていた。
広場はFriends in the sky と名づけられた ニューヨーカー アーティスト・建築家の b. (ビードット) デザインの巨大バルーンが、ユニークな姿を披露してくれている。
その背景に関電本社のイルミネーションが彩りを添えてくれているようだった。
続きの画像は Picasa ウェブアルバムにて。
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電気代がもったいないとの声も聞こえますが、クリスマスフードコートの賑わいや地下鉄・おけいはん(京阪電車)の利用など、経済効果はかなりのものだろうと、大混雑の人波を見て思った。