明日15日は小正月。 近畿の大半はこのの小正月までが「松の内」である。
大和盆地でもほとんどの地域で今日・明日に歳徳神を祭る慣わし、とんど(歳徳)焼きが
実施される。
門松や注連飾りによって出迎えた歳神を、それらを焼くことによって炎と共に見送る意味が
あるとされている。
大阪で暮らしている頃はそういった風習など全く知らなく、奈良に仕事で来た頃に
初めて知った。
大阪市内では炎高く燃え上がらせられる場所などほとんどないので、自然消滅せざるを
得なかったのかも知れません。
今日の仕事で吉野方面から帰って来る道すがら、200~300mごとの田畑でとんどを
見ました。
谷あいに煙が漂ってもう1時間も後だったら、視界が真っ白だったかも知れません。
あ、いや 厳かな神事を冒涜するようなことを言ってはいけませんね。
運転中に路側に停めて画像を撮るのも怪しいかと横目に返ってきましたが、
地元;大和高田でもやっていたのでパチリ。
竹を放り込んだり爆竹を破裂させたりする地方もあるようですが、この辺りでは
そこまではしないようです。
でも、物凄い炎ですよね。
今日は信貴山の朝護孫子寺や御所(ごせ)市茅原の吉祥草寺でも
盛大な大とんどが催されたようでした。
明日(15日)は桜井市の大神神社(三輪明神:みわじんじゃ)で8時からをはじめ
宇陀市榛原区・墨坂神社など有名なものから盆地の各地で煙が上がることでしょう。
成人の日が第2月曜日に変更されたことに伴い、地域によっては1月の第2日曜日または第2月曜日に実施するところもあり、滋賀県近江八幡市では3月14・15日に近い土・日曜日など2月・3月の行事としているところも聞きます。
1年の無病息災を祈る伝統的な行事って面白いですね。