くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

ついでに奈良町

2017年11月15日 23時53分26秒 | ちょっとお出かけ

昨夜は建築の組合の先日の支部総会の後の地元の分会で、帰りが21時頃でした。
川沿いの道路は冷えと雨の後の蒸気で霧となり、前が数メートルしか見えないほどでした。
翌朝は深い霧に包まれるかなぁ?と心配していましたが、まだそんなに冷え切らなかったのか
大丈夫でした。

昨日まで5日(日)に奈良公園に行っていた話を綴りました。
車で行ってせっかく駐車場に入れたのでもう少し散策しようということになりました。

土日祝に奈良公園辺りに行って駐車場に止めると公営駐車場でも1日1,800円ほどかかり
中心部だと2,400円ぐらいかかります。
平日だと高くても1,000円ぐらいなんですが、このあたりが他の地方からの観光客に
敬遠されるところです。
興福寺・東大寺・春日大社と正倉院展の国立博物館がこの奈良公園エリアに集まっているの
ですが、健脚な方でなければ近鉄奈良駅やJR奈良駅からはかなりの距離があるので2か所
以上を回ることは難しいです。

私達慣れた者は周遊100円バスや定期バスを利用して回るすべも知っていますが、観光客は
そういうわけにもいきません。
観光バスで乗り付ける外国人ツアー客は別として、国内観光客に京都より敬遠されるのは
そういうところが一番の原因です。
修学旅行ですら観光バスで来て2時間ほどで離れて、宿泊は大阪や京都で奈良に宿泊する
団体はほとんど居ません。

奈良の市内のごく限られた東部でこれですから、西ノ京エリアの唐招提寺や薬師寺、斑鳩
エリアの法隆寺や法起寺・法輪寺はもちろんのこと、飛鳥エリアや葛城エリア、吉野の
観光などよほどの奈良マニアでなければ訪れることなどあり得ない実態です。

だから奈良公園=奈良というイメージで奈良県全体に私家が悠然と闊歩していると思われる
原因となっています。

とても興味深い史跡や名所があるのに残念です。

 

さてさてそんなことをボヤいても仕方ないので1回止めてしまえば1,400円のところに
止めたことを有効にしようと阿修羅像の展示など秋季国宝展の興福寺を横切り、奈良町を
抜けて元興寺の近くにあるなら工藝館へ向かいました。

ここは奈良工芸である漆器、一刀彫、赤膚焼、乾漆、古楽面、筆、墨、奈良晒、鹿角細工
等の優れた作品を常設展示するとともに、これらの
工芸の制作道具を展示し、奈良工芸
素晴らしさを認識してもらい、ものづくりの心や技術・技法を伝える場となっています。

秋の展示がこの5日までだと聞いていたのでやってきました。

展示されている茶碗や漆塗りの容器、黒文字や布製品を使っての茶室も運営されています。

木工製品も展示されていて教室も開かれています。

ただ、茶の湯の作法など習得していないので私達は三条通りのカフェでの一服としました。