くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

ミュージアムコンサートの前に

2017年11月09日 23時45分24秒 | ちょっとお出かけ

5日のミュージアムコンサートが定員80名ほどだったのでチケット状況や観覧者が
どのくらい居るのかがわからないので、11時前に奈良県立美術館まで行きました。
もし整理券とか要ったりしてもそのくらいなら間に合うかも?というのと、もし満員でも
「没後40年 幻の画家 不染鉄」展を見れば良いと思って。

意外にそれほど混み合うこともなさそうな感じで受け付けの人が説明してくれましたので
昼食も兼ねて美術館を離れました。

奈良公園一帯では国立博物館で【正倉院展】、興福寺では【国宝特別公開】、登大路
園地では奈良の食材とシェフの祭典』【シェフェスタin奈良】、春日大社でも
七五三詣など、もちろん東大寺は奈良一番の人気スポットですから主だった道は人で
溢れているのでウロウロはできません。

予てから一度行ってみたいと念願だった名勝 依水園に向かって東進しました。
意外と人も少なくて絶好の穴場だとわかりました。

この門を入ると左手に寧楽(ねいらく)美術館、正面に依水園の入り口があります。
両方の共通入園券が900円。  先に依水園の方に入りました。

チケットを千切ってもらって通路を抜けるといきなり目に入ってきた風景がこれ。
ぅわ! じゃぱにーずがーでん!! がグワッ!と広がりました。

総面積3400坪は時代の異なる2つの池泉回遊式庭園で構成されていて、そのうちの
江戸時代前期の日本庭園として作られ、周囲から隔絶された空間の『前園』がここから
始まります。

奈良晒(ならざらし)を扱う御用商人だった清須美道清が延宝年間(1670年代)に
煎茶を楽しむために移築した、現在は抹茶とお菓子や食事もできる施設となっている
三秀亭を時計回りに巡る道を行くと、ちょうどまだ枯れるまで行っていない美しい紅葉
が招きこんでくれました。

池に沿って今度は左回りに足を進めると普段は使用されていない茶室で、裏千家の待合
にも使えるように縁(えん)を付けた建物の挺秀軒(ていしゅうけん)が望めます。

振り返って三秀亭を見てみるとこれまた別の趣リアル風景に感嘆の吐息が出ます。

タマに西洋系の外国人が横をすり抜けて行きますが、塀や生垣を隔てた向こうには
東洋系の外国人が大声ではしゃいでいるはずなのに別世界のようでした。

時の流れなんて気にもならないゆったりとした気分が心地よい場所です。

 

明日につづく