リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

スズメの木

2005年08月29日 23時02分38秒 | ローカルネタ
私の住む桑名の駅前はビル工事の真っ最中です。30何年か前に建てられたパルと呼ばれていたショッピングビルがあったんですが,7年くらい前に経営が行き詰まって操業停止,去年解体されて現在新しいビルを建築中というわけです。

操業停止になってからは駅前にありがらも,そのビルの前を人が通ることはぱったりとなくなってしまいました。そうなると落書きされたりガラスを割られたりすることがよくありますが,ご多分にもれず,あまり多くはありませんでしたが,そういうものが見られるようになってきました。駅前でありながらだんだん薄汚れていくのを見るのは桑名市民としてはとても寂しい思いでした。

そしてさらに,もう一つ困ったことがおこってきました。それはパルの前に街路樹があるんですが,そこに大量のスズメが居着いてしまったのです。パルビルの屋上も大量のスズメです。さらにはそこに連なる街路樹は皆スズメの木になってしまい,夕方夜間には不気味なくらいの鳴き声です。チュンチュンというようなかわいいものではありません。数年前西鹿児島駅でそういう木を見て大変不気味な思いをしたことがありましたが,それは数本だけでした。桑名駅前のは駅前の街路樹全部ですから大変です。路上は糞だらけ。夕方や夜間にその下をあるこうものなら,爆弾をよけて歩かないといけません。といってもよけようと思って上を見たとたん直撃ではたまりませんから,ただひたすら当たらないのを祈り足早に通り過ぎるしかありません。(笑)

あまりのひどさに市当局がついに何本かの木の枝をはらってしまいました。こうなったら,全部の木の枝を払うか,もういっそのこと全部切ってしまいスズメが来ないような木に植え替えるかしないといけない感じです。でもその前にスズメ大掃討作戦が必要ですよね。焼き鳥にして食べてしまうとか・・・(笑)

以前はビルの付近を沢山の人が歩いていたし屋上には遊戯施設があったので多分スズメは寄りつかなかったと思います。それが人気(ひとけ)がなくなったので,スズメに占領されてしまった感じです。そのあたりの環境が野生化してしまうくらい駅前のさびれようははなはだしかったわけです。もっとも野生環境がアンバランスになりスズメが大量に発生している可能性もある感じはします。

早く新しいビルができ,街路樹もさっぱりさせて,私が子供のころにあったにぎやかな桑名駅前を取り戻してもらいたいものです。