リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

金融危機

2008年10月01日 10時36分29秒 | 日々のこと
アメリカ下院で金融安定化法案が否決されました。昨日の朝刊では金融安定化法案が可決の見通しと書いてあったので、大方の人(多分下院議員自身も含むかも)は可決と見ていたのでしょう。

でも僅差ではありますが、否決です。うーん、アメリカの議会にはアホな人が多いのかなぁ、とは言いいませんが、もうちょっと状況をしっかりと見てもらいたいものです。少し修正を加えて議会に再提出、再可決をするということも考えられているようですが、最初からきちんとしてほしかったですねぇ。このことで、今回の金融危機は政府の対応のまずさも大きな原因のひとつだと市場は理解してしまうでしょう。ですから、再可決をするなら、7000億ドルの3倍くらいは支援金額を盛らないと後手に回ったと思われます。この際だから、ドーンと行きましょう。(笑)

実はこの金融危機は、私のような一般庶民にも影響が出ています。実はなけなしの金をAIGの日本支社アリコに預けています。AIGの危機を知ったのはバーゼルにいたときで、本当に驚きました。日本と連絡を取るのに時間を取られてしまい、本当はホピーのところ(旧下宿から徒歩20分です)に行って夕食をと思っていた計画が吹っ飛んでしまいました。さて、出かける前にちょっとインターネットでも、とヤフーを見たのがいけませんでした。今にしてみれば、知らぬが仏の方が良かったようです。

幸いにもAIGの破綻は回避され、アリコも今のところ無事です。でも世の中どうなるか最近は特に分かりませんから、油断はできません。以前の共栄生命のときも被害にあいましたから・・・しかい今回ホピーのところに行けなくなったというのは、すでに大被害を被ったわけです。(笑)

今朝アリコから手紙が来ていました。安心してください、と書いてありましたが、そりゃそういうでしょう。アリコは国内で管理されているので、破綻した場合預けてある金額の9割は戻るのですが、10割ではないですからねぇ。ほんと、しっかりしてください、頼んます。