リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

そこそこパソコン

2008年10月23日 11時40分14秒 | 音楽系
いわゆる五万円パソコンといっていいのかわかりませんが、廉価パソコンが花盛りです。日本のメーカーもやっと追従し始めましたが、ちょっと遅い感じは否めません。せめてDellとかHPが出してくるタイミングは必要だったでしょうねぇ。日本のメーカーはヘタしたらノートパソコンの市場を失ってしまうかも知れません。

ソニーのウォークマンは新しい分野を開拓したということでとても強固なオリジナルブランドでした。この牙城はちょっとやそっとでは崩れないだろうと思われましたが、世の中がメモリプレーヤに移行して行く中で(というかメモリープレイヤーに完全に移行していくとは思っていなかったかも知れません)油断していたみたいで、王者の座をアップルに奪われてしまいました。メモリプレーヤは駆動メカ部分がないので構造がシンプル、従って参加メーカーが増える、ということをソニーは甘く見ていたのかも知れません。

ノートパソコンももはや日用品化しています。そこそこの性能でもはや何をするにもほぼ充分。となるとOEMで圧倒的生産規模を誇る台湾メーカーは安いノートパソコンを作るのに有利です。もともと日本のメーカーは不利だった上に、台湾のアスースが出してから1年近くたって、やっと低価格パソコン発売。パソコン業界の1年はドッグイヤーで他の分野の7年分に匹敵する、とよく言いますが、日本メーカーはえらく遅れてしまったものです。これはちょっとヤバイですねぇ。日常的に使うノートパソコンにもはや15万も20万もかける人はいませんからねぇ。

私自身今更大枚はたいてノートパソコンを買う気がほとんどなくなりました。以前は毎年のように買い換えていたもんですが。7,8年前に買ったパナソニックR1をまだ使っています。そこそこのことをするならまだこれで何とか使えます。R1はとても丁寧に作られたパソコンなのでいまだに筐体もしっかりしています。昨年リチウムイオン電池を新品にしたら、5時間近く保つようになりました。ハードディスクは自分で60ギガに交換してあるし、総合的には今の5万円格安パソコンに近いくらいの性能はまだあるかな?パナソニックさん、いい製品作ってくれてどうもありがとう!(笑)