実はプレリュードのパターンを(5)にしてあとは一気に・・・みたいな書き方を前回しましたが、確かにそういえばそうですが、もう少し詳しく書きますと、いろんなパターンでプレリュード半分くらい時には全体を何度も弾いてみてサウンド的にも技術的にも一番しっくり来るもの選びました。その結果選んだのが(5)のパターンです。
今回はオリジナルから移調する必要がなかったので、アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜をそのまま使い、それにバスをタブ式に付け加えるという折衷式の楽譜で編曲しています。オリジナルの楽譜がアルト中心なので、リュートのバスは低すぎて書き込めませんから。もちろん必要に応じて五線譜にも音符を書着込むこともあります。タブと五線譜混在の楽譜ですね。(笑)
消せるボールペンの青色と赤でわかりやすく。運指や使用する弦も書いて行きます。でも最終的にはタブ版を作ります。
書き込んだ楽譜を何度も何度も弾いてみて弾きやすい運指になっているかとか、バスの判断は良かったのかを見ますので、運指や追加するバス等がだいたい決まった頃は大体演奏会に出せるレベルに近いところまでは弾けるようになっているものです。このくらいの段階でタブ譜を作ります。
これのようにしてバッハの曲をリュート用に編曲していくわけですが、でも実はバッハの編曲は永遠に完了することがないようです。コンサートで弾いたり録音したりしてみてもその次に弾くときはまた少し変える必要を感じたりすることがよくあります。これはバッハの音楽の奥深さから来ることなのでしょうか。私の師匠はバッハのリュート曲、無伴奏ヴァイオリン、チェロ曲全て録音しましたが、彼もまた同じようなことを言っていました。
今回はオリジナルから移調する必要がなかったので、アンナ・マグダレーナ・バッハの筆写譜をそのまま使い、それにバスをタブ式に付け加えるという折衷式の楽譜で編曲しています。オリジナルの楽譜がアルト中心なので、リュートのバスは低すぎて書き込めませんから。もちろん必要に応じて五線譜にも音符を書着込むこともあります。タブと五線譜混在の楽譜ですね。(笑)
消せるボールペンの青色と赤でわかりやすく。運指や使用する弦も書いて行きます。でも最終的にはタブ版を作ります。
書き込んだ楽譜を何度も何度も弾いてみて弾きやすい運指になっているかとか、バスの判断は良かったのかを見ますので、運指や追加するバス等がだいたい決まった頃は大体演奏会に出せるレベルに近いところまでは弾けるようになっているものです。このくらいの段階でタブ譜を作ります。
これのようにしてバッハの曲をリュート用に編曲していくわけですが、でも実はバッハの編曲は永遠に完了することがないようです。コンサートで弾いたり録音したりしてみてもその次に弾くときはまた少し変える必要を感じたりすることがよくあります。これはバッハの音楽の奥深さから来ることなのでしょうか。私の師匠はバッハのリュート曲、無伴奏ヴァイオリン、チェロ曲全て録音しましたが、彼もまた同じようなことを言っていました。