リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バーゼルの定宿も営業休止

2020年12月04日 15時18分11秒 | 日々のこと
スイスのバーゼルに行くとき定宿にしているのが、Hotel Brasserie au Violonというホテルです。多分観光案内では出てこないような小ぢんまりしたホテルですが、旧市街の中心部に位置しトラムの停留所からも5分くらいのところに位置しています。


奥のゲートをくぐってこちらに入って来ます


ホテルの入り口

久しぶりにホームページを覗いてみましたら、「当局の要請により11月23日から当分の間営業休止します」とありました。あまり日本では報道されていませんが、スイスも相当コロナ禍がひどいようです。バーゼルは人口が17万人あまりで、面積は平成合併以前の三重県津市とほぼ同じくらいです。日本で言えば小都市ということになります。日本でこの規模の都市でホテルに営業停止をかけている都市はありませんので、状況の深刻さが伺われます。


入り口の前のお庭

このホテルはもともとは監獄だったところで、囚人用の牢屋だった部屋は少し安く、高級な部屋は看守用だったところです。私はいつも「牢屋」に泊まりますが、入り口の高さが低くて壁が妙に分厚いところが牢屋だったことを思わせます。


「牢屋」から外を覗いたところ

このホテルのすぐそばには楽器博物館、それと並んでレオンハルト教会、ここには古いオルガンがあり毎週金曜日にコンサートが開かれます、そして5分くらい歩くとバーゼル・スコラ・カントルムがあります。

またいつものようにこのホテルに宿泊し普通に市内を散策できる日が待ち遠しいです。