リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

めでたく入稿!

2020年12月18日 14時21分42秒 | 音楽系
ギター専門誌「現代ギター」に掲載予定の原稿がめでたく入稿しました。草稿を送り校正作業を続けていましたが、第1楽章冒頭から2小節目の真ん中までのフルート・パートのメロディを変えてしまいました。草稿を送ってからまた変えるのですから、何度変えたら気が済むの?って感じです。



実は赤線で囲んだ部分はずっと気になっていました。4、5回は書き直したと思いますが、連載で発表したのは1小節目が全休のパターンで、まぁ「これでいくか」バージョンでした。他にもまだ気になるところはあるのですが、それらはすべて技術的な問題があるところです。メロディの流れとしては納得しているものです。でも冒頭だけはずっと、なんか食べ過ぎてのどにひっかかって胃袋に落ちて行かないというような感じがしていました。

原稿を校正しているなかでふと思いついたのが、上掲の赤線で囲んだメロディです。何のことはないメロディですが、ここまでたどり着くのに4年!って大袈裟ですが。(笑)まぁコロンブスのたまごみたいなものです。これですっきりしました。

ギター版(ト長調)の音源(ただしチェンバロとツィンクですが、これがなかなかいけます)

現代ギター誌には1000字くらいの解説も掲載されます。ホントはもっと詳しく書きたかったんですが・・・