こんな記事がネットに出ていました。
(共同通信)
文部科学省が、オリンピアンやパラリンピアンらを教員として採用するための新たな促進策を始めることが12日、関係者への取材で分かった。「特別免許」を与えて公立学校に配置する場合は、その分の教員定数を増やすほか、教職に関心があるアスリートのリストを作成する。来年度からの採用を想定しており、13日に都道府県教育委員会などに通知する。
耳を疑いましたねぇ。学校で講演会をするのならまだしも、特別免許で採用して教壇にたってもらうことになるわけですからこれはとんでもないことです。文科省はア●とちゃいますか?
オリンピアンというだけで学校の先生はできません。全くのシロウトですから。体育の先生も無理です。体育の授業はオリンピックに出ることを目指してはいませんから。
部活の指導をしてもらうことも想定しているらしいですが、昨今言われている部活や教員の過重労働の問題を解消するために外部委託する方向が出ているのにこれではその流れに逆らうようなものです。
もう50年以上前に三重県で国体は開催されたときに教員採用に「国体選手枠」を作り県の代表として三重国体に出てもらったことがありましたが、「国体選手枠」で採用されたアスリートたちは教員としては使いものにならず、多くは退職していったと聞いています。まぁ当たり前といえば当たり前です。
以前よりはずっと多くの課題を抱えている学校現場に安易な考え方でオリンピアンを送り込まれては困ります。一体に何を考えているのでしょう?