リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

テレビ・ラジオ出演

2024年09月07日 13時06分29秒 | 音楽系

最近は年をとっているせいか、テレビやラジオが私に興味を向けてくれることがなくなりました。20代の頃は若いし珍しい音楽をやっているというのでよく取材されました。もっとも中には「ステージに立つのを夢見る勤労青年たち」みたいに妙にゆがめられた内容をテレビ局の意向で放送されたこともありましたが。

20代の終わり頃にはNHKの津放送局で30分の番組を作ってもらいましたが、これは事前の丹念な取材があり、途中のミニコンサートも含んだとても丁寧な番組作りでした。放送が朝ドラの再放送の次だったので反響が大きく当時勤めていた中学校に電話がたくさんかかってきて驚いたものです。中には夫婦のもめ事の相談や結婚をしたいという電話もあり当惑しました。(笑)

ヨーロッパに留学する年にヴィオラ・ダ・ガンバの福沢さんに手伝ってもらったリサイタルの際にテレビ愛知に入ってもらいましたが、それ以来テレビはパタッと途絶えています。最近では10年くらい前に桑名六華苑の関係でラジオのリレー放送でちょい出したくらいですか。そうそう昨年には北陸地方のローカルFMラジオ放送に出させてもらいました。丁寧な作りの番組でしたが放送エリアが狭くもっと多くの人に聞いていただきたかったです。

やはりジジイがリュートを弾いていてもそんなにマスコミの興味対象にはならないんでしょうねぇ。かくなる上は100歳くらいまで活動を続けて、さすがにそのくらいいけば必ずやマスコミの興味対象になるんでしょう。100歳のリュート奏者、演奏歴80年みたいな。(笑)でももうちょっと早く「再発見」してもらいたいところです。