自民党の総裁選に出馬される方々の中で、元首相の息子がいろいろマスコミに取り上げられるなどして目立っています。どっかの新聞記者が「知的水準が低い」という文言を質問の中でストレートにぶつけましたが、件の候補が知的水準が低いか高いかを置いておくとしていろいろ気になることはあります。
実は桑名市の市長選でもかつて同様の構図が見られました。今の前の市長さんですが、とても若くして市長になられたので多くの市民は市政が刷新されると期待しました。でも実はその市長さんはお父さんの地盤を引き継いで当選したに過ぎず、支持者は昔ながらの土建屋などが中心で言わば桑名市の一番古くて腐った集団が支えているという構図でした。
心配した通り市政は刷新されず特定の人たちが利益をむさぼるという構図は変わらないどころかますますひどくなっていき、前市長の市政末期には毎月のように市の関係者が逮捕されるという事態に陥ってしまいました。現市長はその負の遺産をたくさんひきずってのスタートでしたからさぞかし大変だったでしょう。
元首相の息子の場合は、昔の首相たちが推薦人集めやらで暗躍しているようですが、仮に首相になった場合でその老人達の意向に沿わなければやっていけないでしょう。そうなると桑名のケースと全く同じ構図になります。口でいくら自分は若いと言ったり周りに有能なスタッフで支えてもらうと言ってもそれは単なるお飾り。「桑名ケース」に陥る可能性が高いのでは。