リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

朝食の音楽

2025年01月24日 10時36分20秒 | 音楽系

今日の朝食の音楽はと、ナクソス・ミュージック・ライブラリーで選び始めて、また何となくカステルヌォーヴォ=テデスコを選んでしまいました。好きですねぇ。でも聴いてたらすぐ飽きてしまうところもあるのですが。

曲目は知らない曲ということで、エクローグを選んでみました。伊福部昭の作品で交響的エグログというのがありますが、多分それと同じことばですよね。調べてみましたら「対話形式の田園詩」とありました。dialogue と親戚のことばかな。

アルバムの曲目を見て見ましたら、エクローグ以外はギター五重奏曲、ギターとピアノのためのファンタジア、フルートとギターのためのソナチネでよく知られた曲ばかりでした。

演奏は国際コンクールで優勝の経験もある若手ギタリストとあと共演者も多分若い人なんでしょう。五重奏曲はいろんな録音がありますが、本アルバムの演奏は秀逸。まず弦がとても美しいです。音程が正確だし。ストリング・カルテットの中にはとても音程の悪いカルテットがあって、このギターが入った五重奏曲に限ってそういう音程悪音汚カルテットが多いのは何でなんでしょう?

五重奏のテンポは幾分ゆったりめですが、汚い音を出しやたらと速い演奏が多い中とてもいいテンポ感です。ギタリストはとても才能のある人だと感じましたが、ソロアルバムはまだナクソスには出ていませんでした。ソロを聴いて見たいところです。他のアルバム曲もとてもいい演奏で、おかげで朝食がすすみました。

あと、ナクソスのミュージックライブラリーのアルバムにはレビューがあります。アマチュアが投稿している適当なレビューはさておいて、公式の紹介文はなかなかきちんとしているものが多い中、本アルバムの公式紹介文はまるでアマチュアが書いているようなレビューでちょっと残念でした。