宮崎アニメの音楽で知られている久石譲とその所属事務所が、久石譲作品を勝手に利用したり編曲したりする著作権侵害等に対する声明を発表しました。
実はアメリカに住んでいる孫のチェロ教室のためにアレンジを頼まれたとき、編曲の許諾をどう取ったらいいのか調べてみたことがありました。楽曲(楽譜)を使用するときはそれらの多くを管理している日本著作権協会に連絡して一定の使用料を支払うことになっています。
私の場合はほとんどそういう必要のない楽曲ばかり演奏していますが、1回だけ伊福部昭のファンタジアを演奏したときは著作物使用料を支払いました。
ということがあったので日本著作権協会に連絡しましたら、当協会は楽曲(楽譜、音源等)の管理をしているだけで、編曲の許可を出すところではないと言われました。編曲の許可を出すのは作曲者あるいは所属事務所がある場合は所属事務所であると言われました。
調べてみましたらそれがわからないのです。久石譲に個人的なつながりがないのでコンタクトは取れないし所属事務所もわかりません。今回の声明で所属事務所はワンダーシティとわかりましたが、ネットで調べてみてもこの事務所にアクセスできませんでした。いったいどうしたらいいのでしょうかねぇ。
ネットで拾い読みしてましたら。たしかに正規手続きをしない利用、編曲は一切許可をしない云々とかありましたね。
そのエージェントの住所、電話番号がわからない(どこにも出ていない)のでは対処しようもありませんね。
こういう場合、仕事柄上の様々なツテやコネを頼って調べる以外にないのではないかなと思うのです。
最近は一般住民でも町内会名簿に名前、電話番号記載拒否も多くなってるとか、卒業名簿の個人情報出さないとか、いろんな方面で伏せられてしまっていますね。
実は、そういうご時世か、私がやるエレキ関係で、代理店に直接電話し確認したいことがあるのに、連絡はメールのみという会社があるのです。電話番号は一切記載ないのです。住所はわかるのですが。
ですが会社形態を取る以上、法人登記されてる場所はわかるのでないでしょうか。
個人事務所の会社であれば、ネットで広告を出してないのなら開業届を出した役所でしかわからないですね。
会社形態も昔の有限会社、合同、合資、株式、個人などあってややこしいですが、必ずしも連絡先、住所が出るとは限らないというのが悩ましいと思います。
ナーバスな社会になった日本ですが、音楽関係の人脈をどこかで探してみるしかないのではないでしょうか。
いろいろ調べてみましたら、フランスでは編曲は複製にあたるそうです。ということは楽曲の使用料を払えばそれをコピーするのと同じように編曲が可能ということなんでしょうか。そうだとありがたいですねぇ。実はフランスの某曲をアレンジしなくてはならないのですが、このややこしい話はコンサートの主催者に任せています。