リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

リハーサル中に

2024年12月07日 21時37分12秒 | 音楽系

今日の昼からは、11日に岐阜県加茂郡八百津町のカフェビズという古民家カフェで行われるコンサートのリハーサルを行いました。共演はヴィオラ・ダ・ガンバの山下瞬さんです。というか彼が主催するコンサートなので私の方が共演者ということになります。

曲目はマラン・マレの第4集から組曲ニ長調、同第3集からファンタジア、グラン・バレ、デルブロアのパピヨン、ラ・サシェ、組曲第3番、山下さんの無伴奏ソロでサント・コロンブのプレリュード、私のソロでド・ビゼーのシャコンヌト長調他です。

会場になるカフェビズは岐阜県の岐阜市の東部、多治見市の北部になるところにあり木曽川のすぐ近くです。木曽川は桑名市まで流れて伊勢湾に注いでいますので、木曽川を遡ればカフェビズまでたどり着くことができます。(実際は車で行きますが)

リハーサル中、急に弦がピシャピシャいうようになったのでどうしたのかと指板を見ると3フレットが切れかけていました。完全には切れていませんが、首の皮一枚で繋がっている状態でフレットが浮いているのでピシャついたのでした。早速フレットを交換しました。

一本のフレットを替えるのも全部替えるのも準備は同じで、まず半田ごてを暖め、工具を用意してからフレット用ガットを巻きます。フレットの交換記録を見てみましたらかなりまえのものだとわかりました。見た感じは、他のフレットは大丈夫みたいでしたが、本番までには念のために全部替えておこうと思います。


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2 コメント

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Unknown (gentagonta)
2024-12-09 06:17:50
リュート弾く人って、いろんな意味で「職人気質」でないとやってけないのですね〜!
しみじみですワン💕🐶
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re (nakagawa)
2024-12-09 11:53:04
リュートは産業革命以前の楽器ですのでいろいろと面倒くさいことが多いです。とは言え全くメンテなどで18世紀の人と同じことをしている訳ではありません。弦は合成樹脂弦を使っていますし、フレットのガットを焼くときは電気ハンダごてを使うなど現代の恩恵を受けています。オルガンでふいごを使わずモーター駆動で風をパイプに送るのと同じような話です。
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