リュートの調弦シリーズで、ずっとバロック・リュートについて書いてきましたが、ルネサンス・リュートの場合はどうするのかを書いてみたいと思います。
実は基本的な考え方は全く同じです。しかしバロック・リュートは4度の音程を決定するのが一箇所しかありませんが、ルネサンスの場合は5-6コース間、4-5コース間、2-3コース間、1-2コース間と4箇所もあります。
これらの4箇所の4度を気持ち高くなるように5フレットを設定します。5フレットと開放弦で合わせる方法がオーソドックスで確実でしょうけど、私の場合は開放弦で2つのコースを鳴らしてみて、「なんとか許容できうる4度音」に合わせるようにしています。当然こちらの方が早いです。
この「なんとか許容できる」分を集めると、3-4コースの長3度が平均律より狭い=よりきれいな長3度になります。
合わせる順は3コースのラをチューナーで取って、2コースを「なんとか許容できうる4度音」=平均律より気持ち広めに合わせます。1コースも同様です。
次に1コースと6コースのオクターブをぴったりに合わせます。ここはぴったりでないといけません。
そして6-5コース間を「なんとか許容できうる4度音」に、次に5-4間も「なんとか許容できうる4度音」にします。
ここで3-4コース間の長3度音程を聴いてみます。平均律より狭くなっているはずですが、きれいすぎる=純正の長3度に近くなっているのはいけません。そこそこきれいな感じになっていることが肝要です。
実は基本的な考え方は全く同じです。しかしバロック・リュートは4度の音程を決定するのが一箇所しかありませんが、ルネサンスの場合は5-6コース間、4-5コース間、2-3コース間、1-2コース間と4箇所もあります。
これらの4箇所の4度を気持ち高くなるように5フレットを設定します。5フレットと開放弦で合わせる方法がオーソドックスで確実でしょうけど、私の場合は開放弦で2つのコースを鳴らしてみて、「なんとか許容できうる4度音」に合わせるようにしています。当然こちらの方が早いです。
この「なんとか許容できる」分を集めると、3-4コースの長3度が平均律より狭い=よりきれいな長3度になります。
合わせる順は3コースのラをチューナーで取って、2コースを「なんとか許容できうる4度音」=平均律より気持ち広めに合わせます。1コースも同様です。
次に1コースと6コースのオクターブをぴったりに合わせます。ここはぴったりでないといけません。
そして6-5コース間を「なんとか許容できうる4度音」に、次に5-4間も「なんとか許容できうる4度音」にします。
ここで3-4コース間の長3度音程を聴いてみます。平均律より狭くなっているはずですが、きれいすぎる=純正の長3度に近くなっているのはいけません。そこそこきれいな感じになっていることが肝要です。
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