リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

新しい楽器

2005年03月24日 07時50分20秒 | 日記
ついにMaurice Ottiger氏製作の新しい楽器と対面しました。今日はLes Paccotsの彼の工房におじゃましまして、「引き渡し式」です。
Chatel St Denisの駅付近はもう雪はほとんどなかったですが、(もちろん今バーゼルは春爛漫です)さすがに、そこから少し山手のLes Paccotsにはまだ雪が結構残っていました。彼の家に着くとまずコーヒーでもということで飲みながら、世間話しを。(本当はすぐに見たかったんですけど(笑))
そのあと、おもむろに新しい楽器とご対面です。とてもわくわくどきどきしましたねぇ。見合いすらせずいきなり結婚するときってこんな感じかな。(そういう経験はないですけど)
いやぁ、さすがにすばらしい仕上げの楽器です。音は腰がしっかりしていて、大変バランスがよろしい。もちろん寸分の狂いもないですから、プレイヤビリティも最高です。
一応、楽器に詳しい方のために簡単にスペックを。

弦長70.5cm(78.5cm)
13コース、リブ15枚、ティーフェンブルッカを元にしたオリジナルモデル。
重量は不明ですが、少し重め。
ボディの木は全てスイス産
指盤はココボロと黒檀の合わせ

楽器の写真は私のHPに近々掲載します。(出し惜しみするなって声が聞こえてきそうですが)

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