今日はバロック音楽の旅17講座の第6回(最終回)のコンサートでした。昨日は、当地方では近年にない積雪にみまわれましたが、幸いにも今日は朝からいい天気で雪もほとんどとけていました。ただ四日市とかいなべ市あたりは桑名の倍くらい積雪があったらしく、まだ沢山雪が残っていて参加するのが難しい方もいらっしゃいました。
今回は「トリオによるコンサート」と題してヴァイオリンの鈴木崇洋さん、ヴィオラ・ダ・ガンバの山下 瞬さん、そして私のアーチ・リュートでドイツ、イタリア、イギリスの作品を演奏しました。
私が今回使用したアーチ・リュート(リウト・アッティオルバート)はまだ弾き込み始めて一ヶ月あまりしか経っていない楽器ですが、その割には音がとても前によく出ていました。これからが楽しみです。
プログラムは次の通りです。
ジョン・プレイフォード編ディヴィジョン・ヴァイオリンより (1685、作者不詳)、イタリアン・グラウンド
ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767)、ダルムシュタット写本より
トラヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタヘ長調、ドルチェ、アレグロ、ラルゴ、(アレグロ)
マラン・マレ (1656-1728) ガンバ曲集第4巻(1717)第2組曲ニ長調よりプレリュード、アルマンド‘親しみ‘、ガヴォット’お気に入り‘、ロンド’優美‘
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ヴェラチーニ (ca.1682-1762)、ドレスデン写本より、ソナタニ短調、アンダンテ、アレグロ、アダージョ、アレグロ
ゲオルク・フィリップ・テレマン (1681-1767)、ダルムシュタット写本より
ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ・チェンバロのためのソナタ、カンタービレ、ヴィヴァーチェ、ドルチェ、アレグロ
ジョン・プレイフォード編ディヴィジョン・ヴァイオリンより (1705、作者不詳)、ラ・フォリア
昨年の9月に開始しました今年のシリーズは今回で終わりです。来年もまた次のバロック音楽の旅18を開講する予定です。
先生がちらっと予告した「バッハ家の実情を解き明かす」というのにとても興味が湧きました。1年前ぐらいにNHKの番組で、ザ・プロファイラー「バッハ“音楽の父”の壮絶人生」というのがあり、その内容に猛烈に感動しました。バッハも人間なんだ、と。NHKはたまにこういう良い番組を、視聴率など考えずに(考えてる?)制作するのでやめられませんワン🐶
来シーズンの1、2回目の講義でバッハの人生(家庭生活)と作品の関係を教えていただけること、おおいに期待してますワン🐶
昨日の演奏プログラムについて質問があるのですが、2曲目のテレマンの曲で、トラヴェルソのパートをヴァイオリンで通奏低音(チェンバロで演奏するのが本来?)をアーチ・リュート用に編曲されたものだと思うのですが、当時でもチェンバロのパートをリュート(バロックリュート、テオルボ?)に置き換えて演奏したりすることもあったのでしょうか?
大きなチェンバロは持ち運びも出来なさそうなので、きっと演奏する場所や機会によってはリュートを想定したものもあったのだろうな〜と想像するのですが。
リュートの響きは大好きなのですが、やっぱり弦を擦って音を出すヴァイオリンやチェロとトリオを組むと、せっかくのリュートの音が埋もれてしまってちょっと残念な気持ちになってしまいました。でも中川先生の左手の動きをじっと見ながら聴いていたら、何箇所か、リュートがデフォルトの曲ならこんな速く激しい動きはしないのではとふと思ってしまいました。
それにしても、最初のイタリアン・グラウンドにはリュートで始まる最初のフレーズから目頭が熱くなるのを感じるような素敵な曲と演奏でしたワン💕🐶
どうもありがとうございましたワン(´ω`)\
今回私がアーチリュートで弾いたパートは編曲ではありません。実際チェンバロと書かれているパートには一本のバスのライン(左手のパート)しか書かれていません。実際の音出しはチェンバロならチェンバロなりに、リュートはリュートなりにその場で和音や別のメロディを補足しながら弾いていきます。昨日も当時のやり方に倣ってバスの一本のラインを見ながらその場で和音を重ねて演奏しました。
> re... への返信
丁寧なご返答ありがとうございましたワン🐶