リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

テオルボの年齢

2024年05月21日 12時48分01秒 | 音楽系

5月と6月のコンサートでは通奏低音をニ短調調弦にしたフレンチ・テオルボを使います。このテオルボは2007年にスイスのモーリス・オッティジェーに作ってもらいました。この頃はまだ今みたいな円安ではなかったのでそれほど高くはなかったですが、それでも大型の楽器だけにそこそこは高価でした。でも今買うとなると大変です。

モーリスが最高の材料を使い、丁寧に仕上げた楽器で、薄型のボディということもありとてもふくよかでしっかりした音がよく前に出ます。通奏低音には最適でしょう。塗装が少し厚めなので表面板の「日焼け」も17年ものにしてはとても少なくまだ新品の面影が残っています。少女の面影をまだ残している熟女という感じでしょうか。(笑)

この楽器の表面板の材料は私の持っている楽器で最高にいいものです。これだけのものを使うことはまずないことです。試しに何年物か木目を数えてみました。

途中で目がくらんできて数としては正確とは言えませんが、ブリッジのひげの部分(黒いところ)までがだいたい120年分くらいありました。

これが表面板の全景ですが、真ん中の接ぎまではあと2つ分くらいありますので、推定350年くらいというところでしょうか。ホントは根気よく数えればもっと正確な年数は出ますが、50くらいから面倒になってきました。(笑)

木目は比較的広めのところもあればものすごく細いものがいくつもつづいているところもありました。気温がこれだけ変化していた中でスプルースは成長してきたわけです。年輪から年代を確定する学問があるそうですが、それに照らしあわせればこの表面板のスプルースは何年頃に生育していたことがはっきりと分かるでしょう。でも少なくともヴァイスが生きていた頃からスイス・アルプスに生育していたスプルースであることは間違いがありません。


呼び出し次郎

2024年05月20日 21時46分52秒 | 音楽系

大相撲5月場所も中日を迎えたあと面白くなってきました。6日目まで宇良が連勝を続けていましたが、それから3連敗。現在遠藤が9連勝で全勝街道をばく進しております。先場所優勝の尊富士は休場で残念ですが、大の里は大活躍でまるですでに上位陣のような風格があります。今日は負けましたが。いつの間にかすっかり新しく若いヒーロー達に入れ替わった感じがします。

そんな中昨年呼び出し次郎が立呼び出しに昇格したというニュースが報じられました。二段階昇格ということなのでもっと話題になってもよかった感じですが、わりとひっそりと報道されていた感じです。今場所も立て呼び出しとして活躍しています。

この呼び出しさんの呼び出しは独特で、節が全て半音階になっています。

You Tubeで確認しますと大体こんな感じです。

ひ(シ)が(ド♮)~し(ド♮)--た(ド♮)け(レ♭)~え(レ♭)る(ド♮)ふ(シ)~じ(ド♮)

このユニークな呼び出しをして音痴だと言う人が多いようですが、ホントに音痴だったら半音自体が外れまくった半音になるはずですが、きちんと半音で揃っています。ほんとの音痴の人を知っていますが、そういう人は音程がバラバラになりそれが歌う毎にランダムになります。

ところで矢代秋雄のピアノ協奏曲第1楽章のテーマは半音階風でこんな感じです。

なんか呼び出し次郎と雰囲気が似ているところがありますね。(笑)

他の呼び出しさんは大体こんな感じが多いです。

ひ(ミ)が(ラ)~あ(シ)し(シ)--た(ミ)け(ラ)~え(シ)る(ド)ふ(シ-ラ-ド)じ(シ)

このパターンとは根本的に音組織が異なる「半音階呼び出し」はとてもユニークです。

 

 


開花間近

2024年05月19日 21時37分58秒 | 日々のこと

我が家に隣接する天然野草苑のドクダミが開花を迎えています。

でも昨年からちょっと異変が起こり、あれほど権勢を誇っていたドクダミが勢力を失っています。今年もさらにその傾向が強まり、生育面積が狭くなっています。

写真は野草苑の四分の一くらいなんですが、ドクダミが生育しているのはこの写真の部分だけであとは雑多な草が生い茂っています。

ドクダミは背丈が低いのでいいのですが、他のエリアに生えているセイタカアワダチソウなんかは背丈が伸びて外観上美しくないので、いまのうちに引っこ抜いておきました。

野草の世界もなかなか生存競争が厳しいようですが、これからどうなるかが見物です。


バロック音楽の旅17始動!

2024年05月18日 12時12分27秒 | 音楽系

バロック音楽の旅17講座が正式に市から認定されました。「合格」といわれると大体は分かっていてもうれしいものですね。(笑)

今年の講座も例年と同じ6回構成です。

第1回9月22日(日)

レクチャー:バロック音楽基礎講座

バロック音楽の歴史的背景や音楽の特徴などをパワポでプレゼンいたします。

 

第2回10月13日(日)

レクチャー:秀吉が聴いたヨーロッパ音楽

天正少年使節の4人が秀吉の御前演奏で奏でた曲とは?従来の説を覆す新たな説をプレゼンします。

 

第3回11月17日(日)

コンサート: 中川祥治(フレンチ・テオルボ)

中川によるソロコンサートはなんと8年ぶり!フレンチ・テオルボでフランス、ドイツのリュート作品を演奏します。

 

第4回12月15日(日)

コンサート:髙橋弘治(バロック・チェロ)

髙橋弘治さんによるバッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏がいよいよ完結です。最終回は第2番、第6番と関連作品を演奏します。

 

第5回1月26日(日)

コンサート:太田光子、桐畑奈央(リコーダー)、杉浦道子(チェンバロ)

リコーダーカルテット「まるかる」解散後初登場の太田光子さんです。盟友桐畑奈央さんは初参加です。常連杉浦道子さんが通奏低音を担当します。

 

第6回2月9日(日)

コンサート:鈴木崇洋(バロック・ヴァイオリン)、山下瞬(バロック・チェロ)、中川祥治(テオルボ)

トリオによる演奏で、ドイツとイタリアの作品を演奏します。

 

特に注目は、みな注目ではありますが、第2回の「秀吉が聴いたヨーロッパ音楽」です。いくつかの確かな資料を提示して可能性を提示する予定です。従来の俗説「皇帝の歌」ではありませんよ!桑名市民以外の方もご参加できますので、ご希望の方はメールしてください。

 


ナニワの・・・

2024年05月17日 11時50分37秒 | 音楽系

ナニワのモーツァルトといえば先日お亡くなりになりましたキダ・タロー氏ですが、ナニワのバルトークという方もいらっしゃいました。大栗裕氏こそそのお方です。吹奏楽やマンドリン合奏でも沢山作品を書かれているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

中学校2年生の秋に急遽編成された吹奏楽部に入部し、速成栽培で翌年夏のコンクールに出場しました。結果は3位でした。ただし三校しか出場がなかったのでビリということですが、学校では1年もやっていないのに3位になったということで「すごいね!」なんてみんなから言われました。まぁ3位には違いありませんから。(笑)

そのコンクールの高校の部の課題曲が大栗裕作曲の「吹奏楽のための小狂詩曲」でした。

何度も何度も聴いたので曲が頭にこびりついてしまって今でも残っています。冒頭のティンパニーのソロで奏者が緊張で力が入りすぎていたためかバチを飛ばしてしまい観客席まで飛んできたというハプニングなんかもありました。自称ベートーベンという高校の先生もいらっしゃいました。レベルは今よりは格段に低かったでしょうが、熱気だけはありました。

高校に入ってからまた吹奏楽部に入りました。中学校ではトランペットでしたが、今度はクラリネットに転向しました。入っていきなり夏のコンクールのクラリネット・ソリ(2人で演奏するソロ)の下のパートをやれと仰せつかりました。曲は兼田敏作曲「バンドのためのディベルティメント」です。

3:09からクラリネット・ソリです。

自分のパートはソリも含めて夏休み前には大体できるようになりましたが、結局私はこの高校の吹奏楽部で通したことはありませんでした。

というのは吹奏楽部がコンクールに出場しなかったからではなく、私が退部したからです。退部の理由はレベルの低さもありましたが何といっても野球部の応援に行ったことです。私は応援団に入ったのではない!と啖呵をきるほどの勇気はなくボソっと止めたんですが。あてにされていたソリストのひとりが辞めてしまいどなたかが替わりになったと思いますが、皆さんに迷惑をかけて申し訳なく思っています。でも「バンドのためのディベルティメント」のクラリネットパートはまだよく覚えています。


充電させてもらえませんか?

2024年05月16日 12時27分40秒 | 日々のこと

テレ東製作の「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」が最近ロケ地でいろいろもめ事を起こしているそうな。

電動スクータ-で各地を巡って人とのふれあいや有名スポットを紹介していく一種の町歩き番組ですが、ここでは歩かずに電動スクーターで移動するところが他の同様の番組とは異なるところ。

もめ事の話は置いておくとして、電動スクーターは途中で電池切れを起こして、チャージする必要が出て来ます。そこで充電をお願いするところで人とのふれあいが出てくるという仕組みですが、これは二次電池の性能がいまだ向上しないのでこの番組がもっているともいえます。

この番組の初期のものは10年くらい前だといいますから、その10年間に電動スクータに搭載されているバッテリー性能が飛躍的に伸びてもはや途中で充電する必要のないくらいになっていたらこの番組は成り立ちません。

リチウムイオンバッテリーは飛躍的に進化しているなんてメーカーは言っていますが、これは大嘘でしょう。出川の番組が成り立たないくらいのものは未だに出ていませんし、もっと小さなスマホ用のものだって充電を気にしなくてもいいレベル、例えば3ヶ月くらいは大丈夫なんていうのは夢のまた夢。どこかに旅行するときなんかは必ず充電器やケーブルは持って行かなくてはなりません。

私の場合スマホとスマートウォッチを普段から使っていますが、少しでも充電する機器を減らしたいのでスマートウォッチは持っていかず、カシオのソーラーバッテリー使用のG shockを持って行くことにします。

G-SHOCKとか昔のソーラー発電の電卓なんかはもはや古典的ですが、電気を使う機器としては完成しています。なにせ電気のことを考えなくてもいいですから。これらと比べて、現在のリチウムイオンバッテリーの充電時間や時速時間の性能が極めて低いと言っていいのに、みなさん嬉々として充電器を持ち歩きまるで充電することに喜びを見いだしているかのようです。

電卓や時計に比べたらスマホなどははるかに複雑で電気が沢山いるのは当然、だから多少の不便はしかたがない。まぁそれはそう思わざるをえませんが、充電の呪縛から解放されればもっと便利になるのです。電池に関する問題はスクーターやEVになるともっと大きいです。

10年経っても出川の番組が存在しているくらいですから、リチウムイオンバッテリーの進化は遅いというかもう限界にきているのかも知れません。かくなる上は画期的な超小型燃料電池、充填に30秒、スマホなら1ヶ月持ち、EVなら1000km走れるような電池が出てくるのを期待しましょう。これこそ進化です。今のリチウムイオンバッッテリー搭載機器は電池の部分だけ極端に発展が遅れているアンバランス製品です。どうも我々はそれが当たり前だと丸め込まれているような気がします。とは言え現状は現状で受け入れざるを得ないのですが、それでもしっかりとした問題意識は持ちたいものです。


怪文書!?

2024年05月15日 12時18分05秒 | ローカルネタ

ポストボックスに郵便物と一緒になにやら文書が入っていました。郵送ではなく直接ポスティングしたものでしょうか。

「施設一体型小中一貫校について」それが必要な理由が書かれていました。

赤色のアンダーラインがやたらと多く却ってどこが重要なのかよくわからなくなっています。

某市会議員さんの意見広告です。ざっと目を通してみましたが驚いたことに突っ込みどころ満載でした。へー、こんな認識レベルでよく市会議員が務まるなぁという感じでした。

まず誤字が多すぎます。教育論の紹介として「仮説実験授業」が紹介されていますが、何度も出てくる「仮説」が全て「仮設」になっていました。仮設住宅の話ではないんですからしっかりしてください。それにそもそもこの教育論って確か1960年代に発表されたとても古い物で、2003年度から実施の学習指導要領下で本格的に始まった「総合学習の時間」につながっていったひとつと考えられます。紹介するのならこっちですよね。「総合」でもすでに段階実施の2000年から数えてすでに四半世紀経っています。ちなみに個人的な意見として「総合」最初からは失敗だと思っていますが、それはさておき、まだ誤字がありました。「御領分郷村案内帳」の「帳」が「町」、校訂者のひとり不破正人氏の名字が「不和」になっていました。不破正人氏は私よく存じ上げている方で決して夫婦仲は不和ではありません。

さて件の議員さんはやたら特別活動を重要視しています。文書を読んでみるとどうもNHKの番組に感化されたみたいですが、どうも考え方が空回りというか上滑りしているみたいでそもそも特別活動というのはどういうものなのかがきちんと理解できていないし、多分学習指導要領を読んでいないか文字だけ追っただけで中身を理解していない感じです。

「施設一体型小中一貫校」はどういう観点から必要かということで挙げた4つ観点もあまりかみあっていません。もう個々に書いて行くのがアホらしいくらいちゃらんぽらんな内容ですのでこれ以上書きませんが、ひとつだけ文書から引用してみましょう。

<引用>

私自身が、議員でなかったら『施設一体型小中一貫校』に疑問を抱いていたかも知れません。しかし、私は市民からの血税を頂いている議員と言う立場で、国内・桑名市の経済情勢・・・教育環境・・・を日々学んでいます。

引用は以上ですが、そうなんです、血税を私も出して件の議員さんにその一部がまわっているのです。文書に氏は昭和24年生まれとありましたから、血税を無駄にしないためにも、もうそろそろおやめになってはいかがでしょうか。

 

 

 


新しい iPad

2024年05月14日 11時50分19秒 | 音楽系

最近は本番も自宅での練習でもほとんどiPad Proで楽譜を読んでいますが、最近iPadの新型が発表されたということで調べてみました。

私が使っているiPadは第1世代と第2世代の2面持ちで、A3見開きと同じサイズで楽譜を読むことができます。新型のiPad Proは薄く、100gくらい軽くなったらしくスペックも素晴らしいですがお値段が・・・

最小ストレージの128Gで1枚20万超えです。私のように2面持ちだと40万超えはおろかApple Pencil3なんかのオプションを買えば50万に接近します。これでは宝くじに当たったリュート奏者以外はさすがに買えません。

今回幸いと言っていいかどうかはわかりませんが、iPad Airに13型が新しく登場して、A4がまるっと見れられる大きい画面がほしいけどお金がない人向きのものも用意されています。それでも128Gで12万8000円です。PDFの楽譜を入れるだけなら128Gも要りませんので64Gで8万くらいのグレードを用意してほしいところです。

今使っているiPad Proには楽譜はてんこ盛りに入っていますが、それでもわずか34G、まだまだ余裕です。今のところこの第1世代と第2世代の組み合わせでも特に大きな不満はありませんが、あげるとするとまず重さ、次にApple Pencil 1の使い勝手です。特に重さはなんとかならんですかねぇ。確かに分厚い本が何冊か入っていますので、それらを持ち歩くことを考えればはるかに軽いとも言えますが、毎回石器時代のミュージシャンよろしく石の様な重さと厚みがあるiPad Pro2枚をどっこいしょと譜面台に置くのはなんかなぁ・・・

電池に関しては5年以上使っているにもかかわらず、以外と大丈夫です。それは多分グリグリ動く動画を見ることには使わないし、Webも閲覧しません。ForScoreで楽譜をじっと見ているからだけなんでしょう。今でもリハーサルから本番の終わりまでずっとONにしていても大丈夫なはずです。でも念のため実際にはリハが終わったら一旦OFFにして本番直前にONにするようにはしています。


バス弦戦国時代(6)

2024年05月13日 13時51分30秒 | 音楽系

アントニー・ベイルズがアルバム「D. ゴーティエ/E. ゴーティエ:17世紀フランスのリュート作品集」で使っているバス弦が多分昔のバス弦を再現しているレベルの性能を持っていると思いますが、これはあくまでも特別製ですので市販はされていません。ここで使われているローデドガット弦はアキラ社のミッモ・ペルーッフォがアントニー・ベイルズのために製作した弦です。これを市販すれば多分売れるでしょうけど、そうしないところをみると恐らく製作にべらぼうな手間がかかるか歩留まりが非常に悪いからなんでしょう。

アントニー・ベイルズによるこのアルバムでは昔の復元リュートが使われています。復元リュートと最も再現性の高いガット弦による氏の生演奏を聴くことができると一番いいのですが、氏の演奏はバーゼルに住んでいてもそう頻繁には聴けません。それに今もお元気なのかもよくわかりませんし。

氏はバーゼルの郊外に居を構え、どこかの教育機関に属するでもなく派手な演奏活動を行うわけでもなく、まるで仙人のように演奏家生活をしている人です。少なくともバーゼルに私が住んでいたときはそういう印象でしたし、実際にお目にかかったときもそういう印象は変わりませんでした。そのたたずまいから思わず、Mr. Bailes と呼びかけてしまいました。バーゼル・スコラカントルムではアメリカ風なのかどうかは知りませんが、先生でもファーストネームで呼ぶのが普通です。ホプキンソン・スミスはホピー、アントニー・ルーリーはトニー、エヴリン・タブはエヴリン、クラウフォード・ヤングはセカンド・ネームからボブと呼んでいました。でもアントニー・ベイルズには気軽にトニーとは呼べない雰囲気が漂っていました。

 


バス弦戦国時代(5)

2024年05月12日 20時56分17秒 | 音楽系

このように現代のプロ達のバス弦の選択は多様であり、このことを裏返して言えば現在販売されているガット系のバス弦の性能に満足していないということです。もちろん昔ながらの金属巻き弦にも満足してはいません。バス弦の多様化はここがスタートですから。

プロは調弦が面倒だからガット系は使わないのではなく、性能に満足していないから使わないのです。もしシリーズ(1)(2)で挙げたどの選択よりも音が前にでるガット系のバス弦(おそらくヴァイスはそういうレベルの弦を使っていたでしょう)が登場したなら、少々調弦に手間がかかろうがどのプロもそれを使うはずです。

このようにバス弦の選択に関して現在は戦国時代のような様相を呈している時期です。こういった事実を踏まえて、弦の選択をしたいものです。ヴァイスの時代はガット弦だったからというだけで、そのへんで売っているガット弦を誰かのお薦めで張っている、というのは余りに素朴すぎる方法論です。現在入手可能な新作リュートやその弦の製作方法はヴァイスの時代からずっと続いているものではありません。実質的に約200年途絶え、1970年代から始まった古楽復興運動の始まりからせいぜい50年しか経っておらず、まだ発展途上であるという認識が必要です。