寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

忘れないように。

2013年03月24日 | 仕事・研究
年度末がやってきました。
今週は学会やシンポジウム等でほとんど研究室にいないので、年度末までに終わらせなきゃならないことを忘れてないか、ちょっとどきどきしています。最近多忙すぎて、机の上が片付いておらず、会議から帰るとその資料がそのまま山に、という状態で、埋もれている何かがあとで発見されるのではないか、と恐怖です。

普段ですとそういう状態が長く続くのは好きではないので、適宜立ち止まってがーーーっと片づけるのですが、今は片付けに気を取られている場合ではナイ。で、気がそれて片付けを始めないように逆に気をつけているというか、、、。

でもまあとにかく獣医学会のポスターは印刷したし、行きの新幹線とホテルは取ってあるし、動物実験の報告書も申請書も、組換え実験の申請書も出したし!

ああ~しかし東京の桜、楽しみにしていたのに先にいかれちゃって、超残念。

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みちのく未来基金2期生の集い

2013年03月24日 | 震災・災害関連
震災で親を亡くした子供たちの支援活動に、みちのく未来基金というものがあります。この活動は震災後の東北、日本を担っていく子供たちの進学、とくに大学や専門学校への進学を支援するというもので、有資格者の応募者は全員もれなく学費支援が受けられます。通常の奨学金ですと、成績や経済状況の審査があって選抜されるものですが、この基金ではそういうのは一切ありません。一人あたりの支援の上限を1年間で300万円までとしていますが、通常の学校ですと、授業料がそれを超えることはありませんので、学費および学校関連費が一切免除されると考えていいと思います。また、留学資金などもサポートされます。というわけですごい額の資金が必要となるわけですが、全国の個人支援者、企業のサポートがあり、現在2期生がこの春大学等に進学する予定になっています。今年は120名ほどがこの資金のサポートを受けることが決まっていて、昨日はその2期生の集いがありました。

宮城大学はこの基金の発足に関わっていて、当初の事務所が本学に設置されていた関係で、私もこの集いに参加させていただきました。



2期生がサポーターのために作ってくれたランチを一緒に食べ、その後一人一人が自分の目標や夢を表明し、大変素晴らしい会でした。わたしは自分の子供たちもこの年齢に当たりますし、普段接している学生たちとも重なり、この子達を残して亡くなった親御さんの気持ちを思い、本当につらく悲しく、しかしそれを乗り越えて進もうとする子供たちの姿に心を動かされました。

これは昨年採用の1期生達。
この集いのサポートをしてくれました。どの子も明るい元気な顔で、とても励まされました。目標をもってしっかりと歩んでいることがよくわかります。



ランチは立食で、いろいろな方とお話しできましたが、企業のトップの方々は本当に元気いっぱいで意欲的で、非常に刺激を受けました。特にこの事業の軸となっているロート製薬の山田会長のお話はホントに楽しくて元気が出ました。先日のカンブリア宮殿でロート製薬が取り上げられ、その中でみちのく未来基金の話も出たと聞いて、さっそくチェック。YouTubeの動画を見て納得しましたが、組織を動かすということ、新しいことを始めて継続していく力、大変参考になりました。昨日の集いにはうちの新4年生も連れて行きましたが、本当によい経験になったと思います。

震災はいろいろつらいことをもたらしましたが、反面、こうして震災前であれば出会うこともなかっただろう人たちと手を携え、まったく思いもしていなかったプロジェクトに参加し、自分の専門とは異なる世界につながることができたことは、素晴らしいことじゃないかと思っています。震災のダメージからの単なる復旧じゃなくてさらにそれを超えたところに行けるんじゃないか、という希望がわいてきています。

2期生のみなさんの中には宮城大学へ進学してくれる学生もいました。どうぞ精一杯勉強し、活動して、実りの多い4年間をすごし、元気いっぱい震災後の東北、日本を支える人材に育ってください。







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