院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

「赤い羽根」という利権

2008-10-03 06:57:20 | Weblog
 また赤い羽根の季節になった。

 町内会で赤い羽根の募金を「強制的に」や徴収された。でも、私は赤い羽根を着けて歩くほど野暮ではない。だから、街頭で再度「赤い羽根にご協力を」と言われる。うるさくて、しょうがない。

 昨年も一昨年も赤い羽根批判をやったが、今年もまたやる。

 そもそも、赤い羽根は決算を報告しない。何に何円使ったのか、まったく報じない。(報じているのかも知れないが、私の耳には入ってこない)。

 赤い羽根には専従職員がいるだろう。彼らの給料がいくらなのか、まったく報じられない。専従職員は赤い羽根募金をかすめとって給料をもらっているはずである。なら、公開して欲しい。

 給料の公開が無理なら、専従職員の数だけでも教えてほしい。マスコミもそれくらいは報道すべきである。

 赤い羽根募金は何に使われたのかが、まったく見えない。透明化しようという意志すら感じられない。

 そんな得体の知れない募金に、町内会を通じて強制的に協力させられても私が文句を言わないのは、町内会と論争をするのがめんどうだからである。そんなことをすれば町内で変人と見なされるからである。

 「赤い羽根」は俳句で秋の季語になるほどに定着してしまっている。「赤い羽根」は風流ではない。だから、歳時記から外すべきだと思う。

 だれも赤い羽根批判をやらないから、私が毎年ここでやっているのである。むろん、来年もまたやる。