院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

インドネシアの看護師、介護士

2008-10-11 08:31:33 | Weblog
 インドネシアから看護師と介護士が来るという。

 介護士という免許はインドネシアにはないから、これから日本で修行するのだという。語学から始めなくてならないから、大変だと思う。

 不思議なのは看護師である。インドネシアには「輸出」するほど多くの看護師がいるのだろうか?

 インドネシアに赴任していた友人の話によれば、かの国はイスラム教信者が多いほとんどだから、すべて「神の思し召し」で済ますのだという。約束を守れなくても「神の思し召し」、電車が遅れても「神の思し召し」。さらに、人の生き死にも「神の思し召し」だから、病気になっても高い金を払って病院に行く人は少ないらしい。

 医者の需要がないから、医者がいない。友人は首都ジャカルタでさえ、まともな医者を捜すのは大変で、非常に困ったと言っていた。

 わが国では看護師は医者からトレーニングを受けて一人前になる。その医者がいなければ、インドネシアの看護師はトレーニングできないではないか。どうやってトレーニングされたのだろうか?私にはそれが不思議である。

 だから私はインドネシアの看護師の技量を疑っている。もっとも私は看護師に限らず人間を「輸入」すること自体に反対であることは前に述べたので、ここでは繰り返さない。