院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

クラウドからNASへ

2011-07-10 09:41:45 | Weblog
 最近クラウドコンピューティングとよく言われる。どうも、外に記憶装置を持って、コンピュータ自体の負荷を軽くするらしい。私はウイルスワクチンソフトでクラウドを使っている。だが、ワクチンソフトが勝手にやっていることなので、詳細は分からない。

 この前、私が好きなTV番組ワールトビジネスサテライトで紹介されていたが、クラウドを自宅に持って来る人がいるらしい。その装置をNASという。何の頭文字かは紹介されなかった。

 NASの記憶容量はクラウドの10倍ほどで、値段は2万円弱だという。100テラバイトというオーダーである。

 なぜこのような大容量が必要になったかというと、動画や音楽をコレクションするためである。その上NASだと、スマホから直接に動画や音楽を呼び出せるという。大変なことになったと思う。

 と言うのは、書庫とかCDラックとかDVDラックとかが不必要になってしまうからである。所蔵とか蓄積という観念をNASが変えてしまう。

 私の自慢の書庫(100万円もかかった)が要らなくなるかもしれない。DVDも貯めておく必要がない。

 そのうちにNASはパソコンに組み込まれるだろう。こうして電子出版やネットでの音楽配信、動画配信が活発になると、書店、古書店、DVD店がいらなくなってしまう。図書館もなくなるかもしれない。司書は失業するだろう。

 印刷屋もかなり仕事が減ることだろう。写真プリント屋は、すでに斜陽である。このように世の中全般の経済活動が大きく変化すると、これはただの変化というよりも、もう革命である。