センター試験は国公立私立を問わず多くの大学が利用しているそうだ。センター試験の前身である共通一次は、国公立だけが利用していた。最初のうち、東大は共通一次を採用せず、独自に一次試験をやっていたように思うが記憶違いか?
共通一次には、さらにその前身があったことをほとんどの人は知らない。それは1968年に試験的に行われた。内容は知能検査が主だった。従として学力検査があった。能力検定テスト、略して能検テストと呼ばれた。
当時浪人中だった私は、弘前大学の医学部が能検テストを採用するかもしれないと言われていたので、受けた。(万一、弘前大を受けることになったら困るから。)
知能検査はあからさまな知能検査で、努力すればできるようになる性質のものではなかったから、大学生が反対した。学生運動が盛んなころで、大学生の「能検テスト反対」の大合唱となり、国民も支持したので、能検テストは廃止になった。
このときのテストは、当時まだ珍しかったマークシート方式で、そこでの文部省の経験が共通一次の下敷きとなった。英語の試験ではヒアリングも行われた。当時はヒアリングなんて、どこの高校もやっていなかったから、まったく聴き取れなかった。ほとんどの受験生がそうで、当局は時期尚早だということが分かったと思う。
試験は誰でも緊張するが、私の場合、緊張すると吐き気がするので困った。ある大学の受験のとき、試験中に吐きそうになり、よほど退席しようと思ったが踏みとどまった。その大学は合格した。少しくらい緊張しても、頑張れば何とかなることを学んだ。
共通一次には、さらにその前身があったことをほとんどの人は知らない。それは1968年に試験的に行われた。内容は知能検査が主だった。従として学力検査があった。能力検定テスト、略して能検テストと呼ばれた。
当時浪人中だった私は、弘前大学の医学部が能検テストを採用するかもしれないと言われていたので、受けた。(万一、弘前大を受けることになったら困るから。)
知能検査はあからさまな知能検査で、努力すればできるようになる性質のものではなかったから、大学生が反対した。学生運動が盛んなころで、大学生の「能検テスト反対」の大合唱となり、国民も支持したので、能検テストは廃止になった。
このときのテストは、当時まだ珍しかったマークシート方式で、そこでの文部省の経験が共通一次の下敷きとなった。英語の試験ではヒアリングも行われた。当時はヒアリングなんて、どこの高校もやっていなかったから、まったく聴き取れなかった。ほとんどの受験生がそうで、当局は時期尚早だということが分かったと思う。
試験は誰でも緊張するが、私の場合、緊張すると吐き気がするので困った。ある大学の受験のとき、試験中に吐きそうになり、よほど退席しようと思ったが踏みとどまった。その大学は合格した。少しくらい緊張しても、頑張れば何とかなることを学んだ。