1月18日の世界経済フォーラム(ダボスアジェンダ2022)の特別講演で岸田文雄内閣総理大臣は
「監視なき権力集中をもたらす国家資本主義」は社会変革を行う上では効率的であるとの指摘もあります。
と発言しました。
国家資本主義を効率的、と評価した文書を引用しています。
そのあとに、
チェック機構を欠く国家資本主義は、国内外で大きな副作用を伴う行動をするリスクが高いことは歴史が示すところです。
と続きますが、
監視なき権力集中に、当然国民がとる行動を「リスク」と呼んでいるように読めて、この発言をしている岸田首相は、国民から信託された立場というより、資本主義経済の投資家の立場で発言しているのだなあ、と感じ大変に暗い気持ちになりました。
そのあと、岸田首相は
「民主主義の普遍的な価値観を守りながら、新しい時代に向けて経済社会を大きく変換していく」す な わ ち 、“ Great Transformation of Liberal Democraticsociety”を目指していきます。
とまとめます。
守るのは民主主義ではなく、民主主義の価値観でしかなくて、リベラルな民主主義社会を大転換させるというのも穏やかではないと思いました。
ダボス会議の頃は、コロナの報道があふれていましたが、こういうのをショックドクトリンというのではないかと思います。
さらに今は、ロシアウクライナ情勢。
国際的な紛争の陰で何が行われるか、紛争自体が私たちの暮らしにどう影響を及ぼすと共に、きちんと見極めたいと思います。
代議士は主権者の代弁者だということを、忘れちゃってるんでしょう。
憲法審査会も地震に紛れて行うくらい主権者にコソコソして、ウソとデタラメばっかり。
そんなのしか居ないから投票したくない。
選挙制度をどうにか出来ないのでしょうかねぇ。