神田さんのような良い候補者を当選させることができないのは、今の選挙が、政策を伝えることがあまりにも難しい環境にあるからです。
結果は残念ですが、私はころんでもただでは起きないのです。(みなさん良くご存知と思いますが(笑))
なので、神田さんはこれからも、大田区できっと区民のための重要なポジションを担ってくださるでしょう。
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反省すべきは反省しますが、今の選挙にはこんな側面も
そもそも、現職は、日常の活動そのものが、言ってみれば、選挙ですべきことを行っています。
・名前を売る
・政策を売る
・人と接する
しかも、通常であれば選挙違反になる、「金品の供与」も合法に、議決を通じ「予算で配分」することができます(笑)
日常の業務を通じ人と会い、区報やホームページなど、行政のツールを使い、広報できるというのは何よりの強みです。
そのうえ、
①候補者の違いを客観的に評価できる手段がないので、言ったもの勝ちになる。
②いったもの勝ちになるくらい、政策とは何かを日本では教育していない。
③そもそも、政治や選挙に関心が無いし、ある種アレルギー的な思いを持っている方もいて、一所懸命伝えても、聞いていただけない。
④それをおして伝えようとすると、莫大なお金と組織が必要になる。
ですから、突然出てきて、票をとるかたの多くは組織(政党)や力(金と組織ですね:広報にお金をかけられる・人を投入できる)があるわけですね。
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おまけ 岡候補の評価
今回の選挙は、松原区政を続けるのか、やめるのか、の選択選挙でした。
それは、岡候補が、JCの公開討論会で、松原区政を続けると言っていたことからも明らかです。
しかも、岡候補の減税政策は富裕層に手厚い政策です。
非課税世帯は、減税の恩恵をうけません。富裕層ほど、20%減税は嬉しいですね。
影響は低所得者層に大きいです。税収が減ったら、さらに福祉財源は切り詰められるでしょうから。
松原区政を続けると言っているわけですから、福祉は削減ですね。
松原さんは消費税が増税にすると言っている今年の大田区の、区民一人当たり福祉費予算を減らしました。(業者に支払う費用は消費税10%で計算してるそうです)
一方で、最低賃金の引き上げは、丁寧にやらないと、下請けやフランチャイズオーナーに大打撃です。
入り(受注単価)は変わらないのに、出(支払い給料)が増えることになりかねないからです。
同じことをやって、韓国では、フランチャイズ店がつぶれたりで大変だったそうです。
大衆迎合的政策は、当選のためなのか、それとも、どうせ当選しないので、だったのか、とにかく、言ったもの勝ちにならないようにしてほしいものです。