起業（その2）

　起業した友人は、基礎化粧品を作って売りはじめた。私も、彼女の作った化粧品を試作の段階から、感想など言いながら愛用している。

　もともと大手化粧品メーカーに勤めてはいたものの、ついこの間まで（・・・と言っても3年は経ちますが）は私と同じ職場で机を並べていたのだから大きな転身。年齢も50を過ぎている。
　
　先日、化粧品を売り始めた友人と久しぶりに会った。商品の開発から販売ルートまで様々な問題をひとつひとつクリアして今日を迎えている。そして、そのどの場面においても、彼女ひとりの力ではなく、その場その場で様々な人たちに支えられている様子が伺える。

　若い時の起業も良いけれど、様々な経験があってから新しい世界へ飛び込むのも悪くない。それまでに培った交友関係は何よりの財産。

　多少の資本が無かったり、その事業における経験が不足していても、それに余りある人の支えが彼女の大きな推進力になっている。