カタキカタビロハナカミキリ Pachyta lamed (北海道)
[分 布] 北海道
[食 樹] エゾマツ・アカエゾマツなど
[時 期] 8月~9月
※ 体長は約11㎜~22㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。
北海道に分布しており、山地に生息し局地的で個体数は少ない。
成虫は日中にエゾマツやアカエゾマツの衰弱木、伐採木・倒木などで見られる。
体は黒色で頭胸部・体裏側に白金色の毛が生えている、♂では上翅が赤褐色~黒色・またはその中間色が見られ
♂は上翅が黄褐色で肩から斜後方に向かう1紋と中央後方の1大紋が黒いが、やや色彩に変異が見られる。
『パキタ』の愛称で親しまれているカミキリムシで、♀は大きく胸板の厚い魅力的なカミキリムシです。
なかなか本種好みの衰弱した新しめの木が見つからないが、そうした木や伐採木などがあれば
日中に次から次へと飛来する。
アカエゾマツに産卵に来たカタキカタビロハナカミキリの♀
衰弱したアカエゾマツに産卵に来ていたカタキカタビロハナカミキリの♀
林道脇の葉に静止していたカタキカタビロハナカミキリの♀
胸部頭部は白金色の毛が生えている
[♀のカタキカタビロハナカミキリの写真]
[♂のカタキカタビロハナカミキリの写真]
[カタキカタビロハナカミキリの標本]
2018年に初めて採集する事が出来た記念すべき1匹
全身黒色のブラックパキタ♂
[採集時のカタキカタビロハナカミキリ]
左:カタキカタビロハナカミキリ ♀
右:カタキカタビロハナカミキリ ♂(茶褐色タイプ)
左:カタキカタビロハナカミキリ ♂(ブラックタイプ)
右:カタキカタビロハナカミキリ ♂(ブラックタイプ)
雌の色彩は安定しているが、雄の色彩には茶褐色・黒色のタイプとその中間のタイプまで見られる。
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