こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

カタキカタビロハナカミキリ

2018年08月05日 |  ●カミキリムシ科


カタキカタビロハナカミキリ Pachyta lamed (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] エゾマツ・アカエゾマツなど
[時 期] 8月~9月
※ 体長は約11㎜~22㎜前後のカミキリムシ科ハナカミキリ亜科に属する甲虫。

北海道に分布しており、山地に生息し局地的で個体数は少ない。
成虫は日中にエゾマツやアカエゾマツの衰弱木、伐採木・倒木などで見られる。
体は黒色で頭胸部・体裏側に白金色の毛が生えている、♂では上翅が赤褐色~黒色・またはその中間色が見られ
♂は上翅が黄褐色で肩から斜後方に向かう1紋と中央後方の1大紋が黒いが、やや色彩に変異が見られる。
『パキタ』の愛称で親しまれているカミキリムシで、♀は大きく胸板の厚い魅力的なカミキリムシです。
なかなか本種好みの衰弱した新しめの木が見つからないが、そうした木や伐採木などがあれば
日中に次から次へと飛来する。



アカエゾマツに産卵に来たカタキカタビロハナカミキリの♀





衰弱したアカエゾマツに産卵に来ていたカタキカタビロハナカミキリの♀



林道脇の葉に静止していたカタキカタビロハナカミキリの♀



胸部頭部は白金色の毛が生えている


[♀のカタキカタビロハナカミキリの写真]

 
 
 


[♂のカタキカタビロハナカミキリの写真]

 
 


[カタキカタビロハナカミキリの標本]

 
2018年に初めて採集する事が出来た記念すべき1匹
全身黒色のブラックパキタ♂


[採集時のカタキカタビロハナカミキリ]

 
左:カタキカタビロハナカミキリ ♀
右:カタキカタビロハナカミキリ ♂(茶褐色タイプ)

 
左:カタキカタビロハナカミキリ ♂(ブラックタイプ)
右:カタキカタビロハナカミキリ ♂(ブラックタイプ)
雌の色彩は安定しているが、雄の色彩には茶褐色・黒色のタイプとその中間のタイプまで見られる。


本日は当ブログにご訪問下さりありがとうございます。
また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

河川敷で見られた昆虫

2018年08月05日 | 探索日記(生物)
今年の在庫から・・・
本日は河川敷で見られた昆虫たちのご紹介です。
クワガタや、ハムシ、カミキリムシなど多彩な昆虫が見つかりました・・・ ( ^-^)o-o<※ ☆ パンッ


ミヤマクワガタ
トップバッターは子供たちのアイドル、ミヤマクワガタです(≡^∇^≡)ニャハハ
山で見るイメージがありますが、割と河川敷などの柳でも見られます。
初夏から見ることが出来き、樹液に付いている姿は子供心に戻りますね!!



エゾドウイロミズギワゴミムシ
続いて登場したのは、河原の湿地で見られた小型のゴミムシです。
日本では北海道にのみ分布しています、とても小さいくすばしっこいので撮影が大変でした。



カメノコテントウ
こちらは柳の葉の上で見られた大型のカメノコテントウです。
大きいものでは12㎜位もあります。



クロモンハムシ
クロモンハムシも柳の葉の上で見られました。
こちらもエゾドウイロミズギワゴミムシと同様、日本での分布は北海道のみです。
斑紋の変異も色々あり、なかなか面白いハムシです。





コニワハンミョウ
続いて、開けた明るい河原の砂地で多数見られたコニワハンミョウです。
近寄ると前方へパッと飛び立ち、地面に着地します。これを何度も繰り返し、
その様子が道を教えてくれている様で、ハンミョウの仲間の事を別名『道教え』とも呼ばれています。



ハギツツハムシ
柳の葉の上で多数見られたハギツツゾハムシ。
ハギや柳をホストとしている、体長4㎜前後のツツハムシです。
翅は黒地に黄金模様が入りなんともゴージャスなハムシですね ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪



ラストは柳の衰弱した枝や枯れ枝などで良く見られるヒトオビアラゲカミキリです。
カミキリ初心者の頃はこの子を見るだけでもとっても嬉しかったものです。
今では多すぎて普段は撮影もしませんが、模様や体型もなかなかいい感じのカミキリなんです。

本日はここまでとさせていただきます。
続きはまた今度時間のある時に掲載致します ヾ( 〃∇〃)ツ ♪♪♪