いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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河野外相の「ズレ」。 a ‘gap’of the minister of foreign affairs kohno

2018-02-02 19:49:48 | 日記
 (1)河野外相の存在感と書いたが、今日の紙面には河野外相と中国美女とのツーショット写真が目を引いた。先月末の中国訪問で中国外相との会談の後「河野外相から声をかけ『自撮り』した」(報道)写真を河野外相が自らのツイッターに投稿したものだ。

 相手の中国美女は日本の報道ニュースでも中国関連ニュースでたびたび登場する中国外務省の副報道局長だ。

 (2)河野外相はニヤケてご満悦、中国副報道局長(ちなみに既婚者ー本ブログ注)は写真用のお付き合いポーズ笑い(本ブログ感想)のツーショットだ。河野外相はツイッターに「有名な中国の女性」と英語で書き込んだ。

 政治家のツイッター流行りはトランプ大統領が有名だが安倍首相も活用しており、手っとり早い情報発信手段としてオンタイムで意見が伝わる利便さが重宝がられているようだ。これも情報化時代の一種軽さで、世界的な政治の軽さにつながっている。

 (3)河野外相がどういう意図、意味で中国外務省美人副報道局長とのツーショットをツイッターに載せたのかはわからない。外相としては公務の延長上でのことなのか、プライベートタイムとして中国との親近感を持たせたつもりなのか、中国副報道局長もツイッター投稿を了承していたのかなどなど気になるところだ。

 日本ではこれに民進党議員が同じツイッターで「相手は中国政府の報道官に過ぎない。ニヤケ顔でツーショットを撮るのは外交ではなく中国への『朝貢』だ」(報道)とこれまたよくわからない批判をした。

 (4)河野外相が中国の美人副報道局長にどう声をかけて、同副局長がどう応えてツーショットになったのかは日本の外相の行動としては気になるところで、中国側から見れば最近の日中関係改善を進める協力姿勢をあらわす行動だったのか、日本の外相が民進党議員が言うように外交交渉の相手でもない中国外務省の一職員と相好を崩してツーショットにおさまるというのもどうも「軽い」とみられてもしかたのないものだった。

 河野外相は「写真を撮るときに相手の『格』を考えて撮っている人もいるんだ。疲れそう」と書き込んで気にする様子もないが、やはり日本の外相として中国を公式訪問して外相会談を行っている中での中国美人副報道局長とのツーショット写真はおろか、それを自らのツイッターに投稿するというのは政治家は自己顕示欲が強いものだがひとりよがりの脇が甘いところが出たようだ。

 (5)近年日本の政治は、政治力、経済力、軍事力で米国と争い、独自の主義、理念、主張で世界的に存在感を増している中国に都合のいいように押されている印象が強い。
 日中関係改善はアジアの安定、世界の均衡のためには必要なことだが、東シナ海では中国艦船、潜水艦の日本の尖閣領域内への侵犯が連日のように伝えられて、南シナ海の中国領域化も既定事実化している拡大主義路線の中で河野外相が中国美人副報道局長とニヤケてツーショット写真を自撮りしている場合ではないだろう。

 (6)その姿を見て「疲れる」のは国民の方だ。河野外相としてはツイッターの説明の「有名な中国の女性と」だけでなくその意図、意味についてあるのなら示してほしいし、ないのなら日本の外相として立場の「ズレ」(gap)が出たということだ。

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