いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

反ドーピングと平昌五輪。 anti doping and PyeongChang olympics

2018-02-25 14:26:41 | 日記
 (1)今年の平昌冬季五輪は最終日を残して日本は13個の冬季五輪過去最多のメダルを獲得した。特筆すべきは金メダル4個の獲得だった。
 五輪は国を代表して参加、レースを争う大会ではあるが、国別のメダル獲得を競うことがクローズアップされると国威発揚の場に変わる、利用されることが懸念されて、メディアの報道姿勢がそれを助長するものだと書いた。

 (2)平昌五輪前にはスポーツ大国ロシアで国ぐるみのドーピング疑惑が注目を集めたのも、成果主義、結果主義(resultantism)にもとづく大国のエゴ、国力誇示のへい害が出たものだ。

 IOCがロシアのドーピング疑惑に組織として毅然とした態度、対応に出て、ロシアの国ぐるみのドーピングと認定してロシア選手を国代表としては参加させない措置を取ったのはやむを得ない帰結であった。

 (3)平昌五輪はIOCの毅然とした反ドーピング(anti doping)方針、対策が選手にも色濃く反映、影響された大会といっていいだろう。
 日本選手の活躍、健闘は冬季五輪過去最多のメダル獲得で証明されたが、特に女性選手の活躍が顕著だった。

 中でもスピードスケート女子選手の活躍は、今大会の日本のメダルの半数近くをスピードスケート女子代表選手が獲得したことであきらかだ。スピードスケート女子では金メダルが3個で記録的にも記録が出にくい平地リンクで五輪新記録を達成しての文句のない活躍であった。カーリング女子も最後まで優勝争いに加わって、初の銅メダルを獲得して歴史をつくった。
 それに比べると男子選手はフィギュアの羽生結弦選手の五輪連覇の金はあったが比較低調だった。

 (4)やはりスポーツ大国ロシアの国ぐるみのドーピング疑惑が注目されて国代表としての選手参加が出来なかったことが、平昌五輪の競技に大きく影響したことは間違いない。

 これまでも世界的に反ドーピング対策に真面目に取り組んできた日本の姿勢がむくわれた平昌五輪の冬季五輪過去最多のメダル獲得の結果につながったと考える。

 (5)スポーツが結果主義、記録主義に偏って手段を選ばない風潮がはびこり、それを国威発揚につなげる国家主義、政治のへい害がIOC組織を含めて問題になってきている中で、IOCが今回のロシアの国ぐるみのドーピング疑惑に対して毅然とした反ドーピング対策を打ち出したことで今後さらに五輪開催地決定、委員選出の仕組みでも健全性を打ち出せるのか重要だ。
 五輪主催国韓国の南北合同チーム、南北会談の再開につなげた五輪の政治的関与、利用は、今後の結果推移に評価は移ることになる。

 (6)次は2020年夏の東京五輪開催だ。今年の平昌五輪での日本選手の活躍、IOCの反ドーピング対応が東京五輪につなげられるのか、注目、期待したい。

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