いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

中国のむずかしさ。 difficulty of china

2023-10-26 20:13:23 | 日記
 (1)中国もよくわからない国だ。権威絶対主義がはびこって権威、権力におもねる国家、社会で汚職がはびこっているとされ、習近平主席が頭角をあらわしたのも地方役人時代から汚職撲滅、摘発に取り組んできたことがあげられている。

 (2)中国は共産党一党独裁国家で権威主義専制国家といわれて、共産主義のコモン思想と相反するオーソリティ集中の権威主義が同在するというおかしな国家でもある。異例の3期目を迎えた習体制で外相に次いで国防相も就任わずか7か月での解任となり、外相同様に国防相の解任理由も明らかにされずに一部報道によれば装備品の調達に関連して調査を受けているとも伝えられて、推測で汚職による解任とみられる。

 (3)習体制3期目は執行部を側近で固めて絶対権力を確保しての政権スタートとなり、伝えられる汚職疑惑などで就任早々の外相、国防相の中国の外交軍事の要となる主要閣僚が次々と解任されるというのも理解できない事態だ。
 習体制異例の3期目のスタートにあたっては胡錦涛前主席、その胡錦涛氏に厚遇された続投ともいわれた李克強前首相がそろって表舞台から姿を消して中国政権内での権力闘争がみられて、表立ってはいないがその後も中国政権内での権力闘争でも持ち上げっているのか、習体制3期目で習主席権力終身体制も伝えられて中国国内でもこれに反発はあるといわれて就任早々の外相、国防相の主要閣僚の解任との関係があるのか、中国国内の安定にとって注目すべき事態だ。

 (4)中国はデフレ経済が進行して景気が上向かずに、習主席肝いりの一帯一路政策も10年を迎えて支援国の債務超過問題で離脱する国も出ており、国内外で問題、課題を抱えている。中国も地方財政の悪化対策で国債20兆円追加発行(報道)する。
 今や国際政治、経済での中国の動向は影響力を持ってきており、中国の安定は注目されるところだ。

 (5)習主席は台湾統一に強い意欲を示しており、軍事的関与を強めており、その外交、軍事路線を担う外相、国防相の就任早々の解任は習主席の外交、軍事路線、戦略をさらに強固なものにするためのものなのか、国内権力闘争のあらわれなのかはわからない。
 
 (6)中国の共産主義支配と権威主義専制国家という本来相反する理念国家のわかりにくさ、人間の権威、利益主義への弱さ、巨大人口、国土を有する中国のむずかしさ(difficulty of china)だ。

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