いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

政策はない石丸論。 ishimaru ideology has no the policy

2025-01-16 20:20:21 | 日記
 (1)石丸伸二氏が地域政党の新党「再生の道」を設立した。石丸氏は「広く国民の政治参加を促し、能力もないのに議員の椅子にしがみつく『政治屋』を一掃する」(報道)という。党名「再生の道」にはその面影はあるが、党が掲げる、目指す政策は、ない。

 (2)前回の東京都知事選に立候補した時も演説ではほとんど政策らしきことは語らずに、現状政治の批判、非難、不満に終始したことが報じられている。それでも現状不満の都民の支持、理解を受けて、立憲を離党して有力候補とみられて立候補した蓮舫氏を押えて2位の得票を得たことが自信、裏付けになっているのだろう。

 (3)しかしその都知事選も豊富な財政力で若者の給付金、高校授業料無償化を推進する小池都知事が圧倒的支持で当選しているのだから、政策は有権者の判断には重要で大きいことはわかる。 
 ひとつには政策を掲げれば有権者の選択、判断に制約、制限を設けで広く他党との協力関係が築きにくい、党としても政策、公約の実現に責任プレッシャーはあり、有権者の目も厳しいことがある。

 (4)石丸氏が新しい時代のSNSを使った政治哲学としてそこから距離を置いているのかわからないが、第一党を目指すのなら何(政策、行政)もないところから広く支持、理解を得るということにはつながらない限界はある。
 仮に都知事選のようにかなりの支持を受けて第1党になったとして、首長になってから初めて予算編成、政策、行政が表明されてでは支持有権者と政治のつながり、協力に「根拠」、「基本(盤)」を欠き(欠くよりそもそも何もなかった)住民と首長、政治の信頼関係だけでいうなら行政の「白紙委任」ということになり、選挙、政治、行政の主旨、本質に関わる問題があり石丸政治からは住民の負担(税など)と権利と生活の本質的「行政」がみえてこない。

 (5)石丸氏がそこまで考えていないのか、政治哲学として無視しているのか、現状打破、批判で政治を変える「再生の道」を目指すだけでは批判勢力ではいいとして受けて立つ首長はまかせられない。
 住民には負担と権利と生活がかかっており、何(政策、行政)をどうしてくれるのか、するのかは民主主義にとっては重要で欠くことができない要素だ。

 (6)石丸氏が選挙で投票してくれた民意、民主主義をそれは過去の時代遅れの政治論というなら、理念としてあるいは政策、行政としてそれに代わるものをあきらかにしなければならないだろう。
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