たくろう を聞きながら。 ５月だね。

　ラジオの特番で、拓郎が、「人間なんてララッラァララララァラ」と、
延々とやってるぞ。７９年夏の篠島での野外ライヴ音源だ。
　「本当の声を聞かせてよ。君の本当の声を聞かせてよ。もっと、こい。
もっと、こい。人間なんて、と叫んでよ。俺に負けるな。」

　新緑が雨に濡れて、微妙な緑の色がいいね。言葉ではみえないもの
がある。緑なのに、緑じゃない。古代のこの国では２色の色の表現しか
なかった時代もあったそうだから。もうすこし、赤か青かのシンプルに生
きてみよう。と、みんな思うけど、シンプルもむずかしい。
　病院もいろいろあって、困っている人がそこにいるけど助けてあげられ
ない。シンプルじゃないね。君たちの「本当の声を聞かせてよ。」

　５月というと、なんと実は雨の「量」が一番多い月で、紫外線が一番
きつい月です。雨というと、ちゃんと梅雨の季節もあるけれど、実は雨
の量は５月が一番多いのだ（ある統計から）。紫外線というと夏の海だ
けどね。もう遅いんだな。夏では。

　最後にかかったのが「落陽」だ。特番のラジオで。絞ったような夕陽
の赤がとてもシンプルに終わった。
　５月。この星に力（ちから）を与える月なんだな。陽はまた昇ってくる。
シンプルに生きてみよう。見えてくるものがあるだろう。