蜃気楼(シンキロウ)とホタルイカに甲子園、坂東(元中日・徳島商)対村椿(魚津高)の延長18回再試合の魚津市に来ています。魚の旨い町です。台風接近のせいもあるのか、空気が止まったような蒸し暑さです。
魚津市新川文化ホール・ミラージュホールでの財津和夫さんのlive & talkコンサートです。
午後5時きっかりに髪の色を映したかのような淡いグレーのシルキーシャーツスタイルの財津和夫さんがステージに登場して、「抱きしめたい」(スローバラードのビートルズ)でオープニング、「愛の力」は、さらりとしがらみのない素直な歌唱にしました。この歌は、「厳(おごそ)か」なよりはこの歌唱法の方が受け入れ易いようです。
「あらためまして、『魚津』和夫です。なでしこジャパン、ついに世界一になりました。今日は日本海側の湿気の多いところにまいりまして、今年の夏は特に日本どこに行っても梅雨があけても蒸し暑い夏です。」
このホールは、ムダな反響のない透明感のあるきれいな音の音響効果のすぐれたホールです。こういうホールには、財津和夫さんのボイス、発声法、歌唱力の特徴が生きます。そのとおり、終始どれもどの曲もすごいボリュームの財津ボイスが余裕をもってホールを圧倒しました。
ホリゾンタル(horizontal)のスクリーンに映し出した財津さんの子どもの頃のスチール写真の矢印(⇒)紹介で、ホールから拍手と笑いが起こり「そうですか、ここはこういうギャグがお好きなんですね。これからの参考にします。どうりで『魚津』和夫と何度言っても受けない訳です。」
「白いシャツの君」、「そしてまたあなたへ」、「ストーブ」、「ぼくがつくった愛のうた」は特に印象的でした。
バンドサウンドも、ドラムの田中くんが「スネアドラム」を曲にあわせて何度も替えて、ベースの山内くんのフルート、キーボード奏法と厚いサウンドアレンジ志向に応えようという気持ちが伝わってきます。
10分(15分くらいかかりましたか)の休憩のあと、バンドサウンドの「naked heart」で第2ステージのスタートです。「wake up」、「この世の端でも」、「急行の停まる街」、「ふたつめのクリスマス」、「愛はちっとも難しくない」と、「青春の影」、「サボテンの花」の余裕のあるボリューム感のある厚い財津ボイスが特に印象的でした。
「大学を中退して東京へバンドを編成して出てきまして、本当に社会人ですよ。知らない人たちと一緒に仕事をして気を使わなければならないし、青春時代の自分のわがままを自分で引っ込めていって「丸くなる」とよく言いますけれど、いいことではあるんですが一匹のアリさんになったかなという感じですか。
私なんかチューリップとして全国をまわって絶頂期の頃なんか、こう演奏していて「どうぞ(聞いて)」って感じで、財津サ~ンと言われて「うるさいなぁ」なんてね。
今ではもう、来ていただくだけでしあわせなんです。本当にみなさん、ようこそいらっしゃいました。本当の意味でのしあわせがあると思います。
青春時代と比較して随分と変わるもんです。年をとって世間が狭くなっているんではないでしょうか。」
アンコールに応えて財津さんがステージに再登場した時の拍手はすごかったですよ。一度、二度、三度と波状的に拍手が増していき、しばらく鳴り止みません。
「みなさんとお会いできて、調子のいい顔で歌がうたえるなんてありがたいことです。」
ダブルアンコールの拍手の鳴るなか、午後7時30分コンサートは終演し、外は小雨もあがりおぼろの満月が顔を出していました。
帰りに地元の割烹(かっぽう)料理屋で食べた刺身、釜めし、魚のてんぷらはアルティメット(ultimate)旨みが充満して堪能しました。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf) 山内和義(B Pf Ft) 小泉信彦(Pf) 田中トオル(Ds) 尾上サトシ(G)
魚津市新川文化ホール・ミラージュホールでの財津和夫さんのlive & talkコンサートです。
午後5時きっかりに髪の色を映したかのような淡いグレーのシルキーシャーツスタイルの財津和夫さんがステージに登場して、「抱きしめたい」(スローバラードのビートルズ)でオープニング、「愛の力」は、さらりとしがらみのない素直な歌唱にしました。この歌は、「厳(おごそ)か」なよりはこの歌唱法の方が受け入れ易いようです。
「あらためまして、『魚津』和夫です。なでしこジャパン、ついに世界一になりました。今日は日本海側の湿気の多いところにまいりまして、今年の夏は特に日本どこに行っても梅雨があけても蒸し暑い夏です。」
このホールは、ムダな反響のない透明感のあるきれいな音の音響効果のすぐれたホールです。こういうホールには、財津和夫さんのボイス、発声法、歌唱力の特徴が生きます。そのとおり、終始どれもどの曲もすごいボリュームの財津ボイスが余裕をもってホールを圧倒しました。
ホリゾンタル(horizontal)のスクリーンに映し出した財津さんの子どもの頃のスチール写真の矢印(⇒)紹介で、ホールから拍手と笑いが起こり「そうですか、ここはこういうギャグがお好きなんですね。これからの参考にします。どうりで『魚津』和夫と何度言っても受けない訳です。」
「白いシャツの君」、「そしてまたあなたへ」、「ストーブ」、「ぼくがつくった愛のうた」は特に印象的でした。
バンドサウンドも、ドラムの田中くんが「スネアドラム」を曲にあわせて何度も替えて、ベースの山内くんのフルート、キーボード奏法と厚いサウンドアレンジ志向に応えようという気持ちが伝わってきます。
10分(15分くらいかかりましたか)の休憩のあと、バンドサウンドの「naked heart」で第2ステージのスタートです。「wake up」、「この世の端でも」、「急行の停まる街」、「ふたつめのクリスマス」、「愛はちっとも難しくない」と、「青春の影」、「サボテンの花」の余裕のあるボリューム感のある厚い財津ボイスが特に印象的でした。
「大学を中退して東京へバンドを編成して出てきまして、本当に社会人ですよ。知らない人たちと一緒に仕事をして気を使わなければならないし、青春時代の自分のわがままを自分で引っ込めていって「丸くなる」とよく言いますけれど、いいことではあるんですが一匹のアリさんになったかなという感じですか。
私なんかチューリップとして全国をまわって絶頂期の頃なんか、こう演奏していて「どうぞ(聞いて)」って感じで、財津サ~ンと言われて「うるさいなぁ」なんてね。
今ではもう、来ていただくだけでしあわせなんです。本当にみなさん、ようこそいらっしゃいました。本当の意味でのしあわせがあると思います。
青春時代と比較して随分と変わるもんです。年をとって世間が狭くなっているんではないでしょうか。」
アンコールに応えて財津さんがステージに再登場した時の拍手はすごかったですよ。一度、二度、三度と波状的に拍手が増していき、しばらく鳴り止みません。
「みなさんとお会いできて、調子のいい顔で歌がうたえるなんてありがたいことです。」
ダブルアンコールの拍手の鳴るなか、午後7時30分コンサートは終演し、外は小雨もあがりおぼろの満月が顔を出していました。
帰りに地元の割烹(かっぽう)料理屋で食べた刺身、釜めし、魚のてんぷらはアルティメット(ultimate)旨みが充満して堪能しました。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf) 山内和義(B Pf Ft) 小泉信彦(Pf) 田中トオル(Ds) 尾上サトシ(G)