CLANNAD ~AFTER STORY~ 第22話「小さな手のひら」
幻想世界
吹雪の中、横たわる少女とロボ。目を覚ましたロボは、「こんなことになるなら連れてこなければ良かった」と悔やむ。朋也も同じく「渚が俺と出会わなければ」と悔やんでいた。
しかしここで諦めたくないロボは、必死に少女を引っ張り続ける。すると少女は目を覚まし、2人は言葉を交わす。少女の口から明かされた真実。それは自分たちは元々同じ世界にいた。少女はこちらの世界ではこの世界そのものであり、少女がいなくなるとたくさんの光が不幸になる。その光とは向こうの世界の住人たちの思い。
見え方が違うだけで、少女もロボも、向こうの世界に確かに存在している。もうすぐロボは向こうの世界で目覚める。1人1人の輝きは小さくとも、幾つもの光が集まって大きな光になれば不思議な力になる。これが光の球ということか。
「だんごだんご」と口ずさむ少女。その歌は、向こうの世界でロボが少女に歌ってくれていた歌だった。そして少女は「さよならパパ・・」と呟き、幻想世界はくだけ始める・・・
これは少女の死によって崩壊したのか?
出会い
「渚ぁぁぁぁぁぁ!!!」去り往く渚を抱きしめる朋也。良く声を掛けてくれた。もうこっから鳥肌&涙腺全開。
「良かったです。声をかけてもらって」と言う渚。彼女は朋也が自分と会わなければと悔やんでいなかったかを心配していた。渚は朋也に出会えて良かったという。「もう迷わないで下さい」「後悔しないで下さい」と優しく朋也に告げる。
「ありがとう」・・・出会えたことは決して不幸ではなかった。例え自分が死ぬことになったとしても、渚は幸せだったんですね。他人の幸福は誰にも分からない。だからこそ迷ったり、悔やんだりする。
「お連れしましょうか?この町の願いが叶う場所に」
「ああ、今終わる・・・長い長い旅が」
光
目を覚ました朋也。何と渚が出産した直後の時間まで時は戻っていた。渚に声を掛ける朋也。すると渚は目を覚まし・・・もう涙腺が(涙
「私たちはずっと一緒です」本当に、本当に良かったよ渚・・・
汐を産湯につける朋也。元気な赤ちゃんを見て「心も体も強い子になる」と確信を持つ朋也。窓の外には、不思議な光が溢れていた・・・
家族
町と言うものに意志や心があるとしたら。人々を幸せにしようという気持ちがあるとしたら、この奇跡も町が起こしたのかもしれない。しかしそれは奇跡ではない。どこにでもある、当たり前の出来事。町が人々を愛しているように、人々もまた、町を愛し、町に育まれている。「町は大きな家族」。
朋也と汐、そして渚が加わった家族の生活。見ていてもう感無量でした。七五三、野球、そして北への旅行。流れる1期OPの花畑を走る汐のシーン。BGM共々、鳥肌が止まらない。幸せそうで何よりです。
人生
幼稚園の先生として働く杏。看護士として頑張る椋。どこかで車を走らせることみ。サングラスが突然だったので笑ったw
ことみとは正反対に、教習所で悪戦苦闘する春原。お前免許無かったのか。
成長した芽衣はどちら様かと、一瞬本気で分かりませんでした(苦笑。
海を見つめる智代、ギターを弾く芳野、相変わらずな古河パン、優しく見守る有紀寧、DVDの表紙を飾ったあの2人、寮で働く美佐江・・・それぞれの人生を歩んでいました。個人的には智代に何があったか気になる。あの2人は何故同棲しているんだ・・・w
祖母に会いに行った岡崎家。朋也の目にはしっかりとした意志と輝きがあった。かつて自分が父に育てられたように、これからは朋也は渚や人々、そして町と共に汐を育てていく事でしょう。
「CLANNAD」
敢えてこう表現したのは、やはりこの作品の1つの終着点といったとこでしょうか。まだまだこの先は長いですが、彼らには頑張ってもらいたいです。
・・・で、残り時間は何があるのかと思いきや、ずっと風子のターン!最後の最後までやってくれますw
小学生に間違われ、大人の風格が足りないと言われ、まず言葉遣いから直そうとする風子。しかしその台詞ではどう言ってもエッチに聴こえますwwあぁ、何だか感動から笑いにw
妹の謎の会話に付き合ってあげる公子さん、お疲れ様です。
病院の近くまで来ると、風子は何かの匂いを感じ取る。可愛い匂いで、きっと風子に会いに来た誰かがいると感じる風子。公子さん、本当にお疲れ様です(汗。
林の中へ走っていく風子。「いますか?風子です。あなたのお名前は何ていうんですか?教えてください。一緒に遊びましょう。楽しい事は、これから始まりますよ」
そこにいたのは少女・・・ではなく汐だった。
風子は汐の匂いを覚えていたんですね。時間が巻き戻ったはずなのに、何故か覚えている風子。これもまた町が起こした現象か、はたまたメイドインヘブンで一巡した世界だからこそ覚えていたのか(苦笑。
EDの先頭には汐と風子。そして提供には光の球はなく、少女が木の横に眠っていました。最後の最後まで凝ってくれてます。
終
幻想世界やいきなり時間が巻き戻ったりと、急展開かなとも思いましたが、皆幸せそうなのでそれで十分です。「見ていて良かった」。この一言に尽きますね。
この「CLANNAD」という作品は、これまで私が見てきた範囲の作品の中では珍しいものでした。「AFTER STORY」とあるように、主人公たちのその後を描いていました。これは他の作品では「天元突破グレンラガン」ぐらいにしか見られません。あちらは主人公が世界を救った後の混乱を描いた話。こちらは付き合った後の話。「付き合って終わり」ではなく、「付き合った後の様々な出来事」を描いているのは珍しいのではないでしょうか。
それは下手をすると蛇足にも感じます。「こんな話見たくなかった」「あそこで終わっていれば」と思うこともありました。でもそれを敢えて描いた事が「CLANNAD」の良さだと思います。勿論、描いていない他の作品をけなしたり、過小評価するという事ではありません。
私はこの最終回をすんなり受け入れられました。渚が生き返ると言うのも、知っていました。ですが、知っていなくても受け入れられました。
あの奇跡が、たいした苦労や絶望も味わうことなく起こった事だとしたら、私は批判していました。様々な出来事を経たからこそ、起こった現象。
渚死亡後の世界の出来事は確かに存在していると思います。「夢オチ」で無かった事にはなっていないはず。こちらの世界での朋也を描いて欲しかった・・・という気もしますが、それだと・・・以下自粛。
思えば長かったですね。1期、2期通してほぼ1年近くの物語。笑いあり、涙あり、絶望あり。考えさせられる事も色々とありました。「家族」と「人生」を感じさせられた良い作品でした。
キャラクターとしては渚、風子、汐が好きでした。特に風子は良いキャラでしたね。1期の時から妙なキャラだなと思ってました。出番が終わったかと思いきやあちらこちらで出没。2期はそれが無くて、かなり待ち遠しかったですw
そしたら意外と重要そうなキャラで、最後も全てを持ってった恐ろしい子。
渚は最初は弱弱しくて、あまり好きにはなれませんでしたが、次第に強さが見えてきて好きなキャラに。大人渚が美人過ぎてビックリw
汐は行動が可愛らしかったw
演じられた声優さんや、関わったスタッフの方々に感謝です。ありがとうございました。
・・・と、総括っぽいことを言っても、次回は番外編があったりするから困る(苦笑。「一年前の出来事」。渚と朋也が初めて会った頃の話なのかな。結局、椋が泣いていた話はスルーですか。BGMが最初の頃に戻ってますね。
幻想世界
吹雪の中、横たわる少女とロボ。目を覚ましたロボは、「こんなことになるなら連れてこなければ良かった」と悔やむ。朋也も同じく「渚が俺と出会わなければ」と悔やんでいた。
しかしここで諦めたくないロボは、必死に少女を引っ張り続ける。すると少女は目を覚まし、2人は言葉を交わす。少女の口から明かされた真実。それは自分たちは元々同じ世界にいた。少女はこちらの世界ではこの世界そのものであり、少女がいなくなるとたくさんの光が不幸になる。その光とは向こうの世界の住人たちの思い。
見え方が違うだけで、少女もロボも、向こうの世界に確かに存在している。もうすぐロボは向こうの世界で目覚める。1人1人の輝きは小さくとも、幾つもの光が集まって大きな光になれば不思議な力になる。これが光の球ということか。
「だんごだんご」と口ずさむ少女。その歌は、向こうの世界でロボが少女に歌ってくれていた歌だった。そして少女は「さよならパパ・・」と呟き、幻想世界はくだけ始める・・・
これは少女の死によって崩壊したのか?
出会い
「渚ぁぁぁぁぁぁ!!!」去り往く渚を抱きしめる朋也。良く声を掛けてくれた。もうこっから鳥肌&涙腺全開。
「良かったです。声をかけてもらって」と言う渚。彼女は朋也が自分と会わなければと悔やんでいなかったかを心配していた。渚は朋也に出会えて良かったという。「もう迷わないで下さい」「後悔しないで下さい」と優しく朋也に告げる。
「ありがとう」・・・出会えたことは決して不幸ではなかった。例え自分が死ぬことになったとしても、渚は幸せだったんですね。他人の幸福は誰にも分からない。だからこそ迷ったり、悔やんだりする。
「お連れしましょうか?この町の願いが叶う場所に」
「ああ、今終わる・・・長い長い旅が」
光
目を覚ました朋也。何と渚が出産した直後の時間まで時は戻っていた。渚に声を掛ける朋也。すると渚は目を覚まし・・・もう涙腺が(涙
「私たちはずっと一緒です」本当に、本当に良かったよ渚・・・
汐を産湯につける朋也。元気な赤ちゃんを見て「心も体も強い子になる」と確信を持つ朋也。窓の外には、不思議な光が溢れていた・・・
家族
町と言うものに意志や心があるとしたら。人々を幸せにしようという気持ちがあるとしたら、この奇跡も町が起こしたのかもしれない。しかしそれは奇跡ではない。どこにでもある、当たり前の出来事。町が人々を愛しているように、人々もまた、町を愛し、町に育まれている。「町は大きな家族」。
朋也と汐、そして渚が加わった家族の生活。見ていてもう感無量でした。七五三、野球、そして北への旅行。流れる1期OPの花畑を走る汐のシーン。BGM共々、鳥肌が止まらない。幸せそうで何よりです。
人生
幼稚園の先生として働く杏。看護士として頑張る椋。どこかで車を走らせることみ。サングラスが突然だったので笑ったw
ことみとは正反対に、教習所で悪戦苦闘する春原。お前免許無かったのか。
成長した芽衣はどちら様かと、一瞬本気で分かりませんでした(苦笑。
海を見つめる智代、ギターを弾く芳野、相変わらずな古河パン、優しく見守る有紀寧、DVDの表紙を飾ったあの2人、寮で働く美佐江・・・それぞれの人生を歩んでいました。個人的には智代に何があったか気になる。あの2人は何故同棲しているんだ・・・w
祖母に会いに行った岡崎家。朋也の目にはしっかりとした意志と輝きがあった。かつて自分が父に育てられたように、これからは朋也は渚や人々、そして町と共に汐を育てていく事でしょう。
「CLANNAD」
敢えてこう表現したのは、やはりこの作品の1つの終着点といったとこでしょうか。まだまだこの先は長いですが、彼らには頑張ってもらいたいです。
・・・で、残り時間は何があるのかと思いきや、ずっと風子のターン!最後の最後までやってくれますw
小学生に間違われ、大人の風格が足りないと言われ、まず言葉遣いから直そうとする風子。しかしその台詞ではどう言ってもエッチに聴こえますwwあぁ、何だか感動から笑いにw
妹の謎の会話に付き合ってあげる公子さん、お疲れ様です。
病院の近くまで来ると、風子は何かの匂いを感じ取る。可愛い匂いで、きっと風子に会いに来た誰かがいると感じる風子。公子さん、本当にお疲れ様です(汗。
林の中へ走っていく風子。「いますか?風子です。あなたのお名前は何ていうんですか?教えてください。一緒に遊びましょう。楽しい事は、これから始まりますよ」
そこにいたのは少女・・・ではなく汐だった。
風子は汐の匂いを覚えていたんですね。時間が巻き戻ったはずなのに、何故か覚えている風子。これもまた町が起こした現象か、はたまたメイドインヘブンで一巡した世界だからこそ覚えていたのか(苦笑。
EDの先頭には汐と風子。そして提供には光の球はなく、少女が木の横に眠っていました。最後の最後まで凝ってくれてます。
終
幻想世界やいきなり時間が巻き戻ったりと、急展開かなとも思いましたが、皆幸せそうなのでそれで十分です。「見ていて良かった」。この一言に尽きますね。
この「CLANNAD」という作品は、これまで私が見てきた範囲の作品の中では珍しいものでした。「AFTER STORY」とあるように、主人公たちのその後を描いていました。これは他の作品では「天元突破グレンラガン」ぐらいにしか見られません。あちらは主人公が世界を救った後の混乱を描いた話。こちらは付き合った後の話。「付き合って終わり」ではなく、「付き合った後の様々な出来事」を描いているのは珍しいのではないでしょうか。
それは下手をすると蛇足にも感じます。「こんな話見たくなかった」「あそこで終わっていれば」と思うこともありました。でもそれを敢えて描いた事が「CLANNAD」の良さだと思います。勿論、描いていない他の作品をけなしたり、過小評価するという事ではありません。
私はこの最終回をすんなり受け入れられました。渚が生き返ると言うのも、知っていました。ですが、知っていなくても受け入れられました。
あの奇跡が、たいした苦労や絶望も味わうことなく起こった事だとしたら、私は批判していました。様々な出来事を経たからこそ、起こった現象。
渚死亡後の世界の出来事は確かに存在していると思います。「夢オチ」で無かった事にはなっていないはず。こちらの世界での朋也を描いて欲しかった・・・という気もしますが、それだと・・・以下自粛。
思えば長かったですね。1期、2期通してほぼ1年近くの物語。笑いあり、涙あり、絶望あり。考えさせられる事も色々とありました。「家族」と「人生」を感じさせられた良い作品でした。
キャラクターとしては渚、風子、汐が好きでした。特に風子は良いキャラでしたね。1期の時から妙なキャラだなと思ってました。出番が終わったかと思いきやあちらこちらで出没。2期はそれが無くて、かなり待ち遠しかったですw
そしたら意外と重要そうなキャラで、最後も全てを持ってった恐ろしい子。
渚は最初は弱弱しくて、あまり好きにはなれませんでしたが、次第に強さが見えてきて好きなキャラに。大人渚が美人過ぎてビックリw
汐は行動が可愛らしかったw
演じられた声優さんや、関わったスタッフの方々に感謝です。ありがとうございました。
・・・と、総括っぽいことを言っても、次回は番外編があったりするから困る(苦笑。「一年前の出来事」。渚と朋也が初めて会った頃の話なのかな。結局、椋が泣いていた話はスルーですか。BGMが最初の頃に戻ってますね。